BOSS（ボス）CE-2の買取価格・査定例！高価買取が期待できる機種・モデルは？

？アナログコーラスサウンドが特徴のBOSS CE-2。世界初のコーラス・エフェクター、BOSS CE-1をコンパクト・ペダル化した名機のひとつです。コンパクト・ペダルとしては初のコーラス・エフェクターとなっています。

艶やかなアナログコーラスサウンドが特徴で、他のコーラス系エフェクターにはない味を出しているBOSS CE-2は、今もなお人気のモデルとなっており、買取市場でもやりとりがされているモデルです。

今回はそんなBOSS CE-2の買取相場や年代による仕様の違い、買取価格への影響について紹介していきます。

この記事のポイント

BOSS（ボス）CE-2の買取相場

BOSS CE-2は後継機も登場しておりすでに古いモデルですが、中古市場でも買取が行われています。そんなBOSS CE-2の買取価格に影響を与えている特徴を見ていきましょう。

中古市場でも人気のBOSS（ボス）CE-2

BOSS CE-2は、中古市場でも未だに人気のあるモデルです。JC-120ジャズコーラスで有名なRolandの傘下であるBOSSが作成していることから、前作のBOSS CE-1はJC-120ジャズコーラスのコーラス部分をそのまま抜き取ったサウンドでした。BOSS CE-2でも、その質の高いコーラスサウンドは健在です。

温かみのある音質が特徴的なBOSS CE-2は、アナログコーラスのエフェクターペダルです。アナログコーラスは高音域が伸びづらく、中音域・低音域が強調される特徴があります。厚みのあるサウンドを実現してるBOSS CE-2を気に入る人も多く、中古市場でも需要のあるモデルです。

コーラス系エフェクターの中でも中古が高値で買取されるBOSS（ボス）CE-2

コーラス系エフェクターは、BOSS DC-2WやJHS Pedals Emperor v2など多くの種類がある中で、BOSS CE-2はとくに人気のあるモデルとなっています。現行型にはないアナログコーラスの特徴を追い求める人も多いからです。

BOSS CE-2は、元々人気のあったBOSS CE-1のコーラスサウンドをコンパクト・ペダルに詰め込んだモデルであり、BOSS CE-1を好きな人だった人にも必見のモデルです。マイルドで心地の良い揺れを生み出すコーラス・サウンドは独特なため、他のコーラス系エフェクターとは一味違います。

ヴィンテージモデルは高価買取に期待できるBOSS（ボス）CE-2

BOSS CE-2は、ヴィンテージモデルが高値での買取を期待できます。BOSS CE-2はすでに生産終了しているモデルであることから、市場にあふれているエフェクター・ペダルではないからです。また、BOSS CE-2発売後、比較的すぐに後継機のBOSS CE-3が発売されため、よりレア度が高くなりました。

後継機のBOSS CE-3では、ステレオアウト端子ステレオモードが追加されており、従来のアナログサウンドが好きな人は未だに初期型のBOSS CE-2を求める傾向があります。もし、自宅に使っていないヴィンテージのBOSS CE-2があれば、高値で買取してもらえると期待していいでしょう。

BOSS（ボス）CE-2で高価買取が期待できる機種・モデル

BOSS CE-1ではモデルの横展開がなかったCEシリーズですが、BOSS CE-2では仕様の違ったモデルがいくつか発売されています。初期型の銀ネジ・黒ネジや、BOSSの40周年を記念して作られたモデルなどありますので、それぞれ紹介していきます。

BOSS（ボス）CE-2 Chorus 銀ネジ

BOSS CE-2の中でも、もっとも初期型になるBOSS CE-2 銀ネジ。モノラルアウトすることができず、ステレオアウトしてアンプを2台つないだりアンプとミキサーにつないで鳴らすことができません。しかし、それでも高値での買取が期待できるのは、現在では手に入りにくい希少性とアナログコーラスの人気からです。

過激な設定はできないものの、太くてえぐみのあるコーラスサウンドは存在感抜群。現行版のコーラス系エフェクターよりも、アナログコーラスを求める人はたくさんいます。もしBOSS CE-2 銀ネジを持っている人は、高値で買取が期待できるので検討してみてください。

BOSS（ボス）CE-2 Chorus 黒ネジ

BOSS CE-2 黒ネジは、80年代前半に生産されたモデルです。低域からエフェクトがかかるのはBOSS CE-2 銀ネジと同様ですが、全体としてややスッキリとしたサウンドとなっています。BOSS CE-2 銀ネジよりもBOSS CE-2 黒ネジのほうが、オールジャンルの音楽に合うサウンドです。

BOSS CE-2 黒ネジの中でも、銀ネジと同書体のものや書体が違うもの、台湾製のものなどさまざまな仕様があります。台湾製であることが買取価格に影響するかは定かではありませんが、買取相場表にはBOSS CE-2 黒ネジでひとつの種類という括りになっています。

BOSS（ボス）CE-2W Waza Craft Chorus

BOSSのエフェクト誕生から40周年を記念して作られたモデル、BOSS CE-2W Waza Craft Chorus。ヴィンテージのBOSS CE-2のサウンドを、スタンダード・モードで再現しています。ステレオ出力になっており、コーラス・サウンドが美しく広がります。

1976年に世界初のコーラス・エフェクトであるCE-1モードを搭載、RATE・DEPTHのつまみで音色を細かく調整できます。技 WAZA CRAFTシリーズは、日本製で熟練エンジニアがこだわりの完成度を実現。極上のサウンドをギタリストに届けてくれるシリーズです。

BOSS（ボス）CE-2 サムスクリュー

初期型のBOSS CE-2に、サムスクリューがついているパターンの機種です。初期型のモデルそのままのほうが買取価格は高い傾向がありますが、BOSS CE-2 サムスクリューでも高価買取の期待ができます。

BOSS（ボス）CE-2B Bass Chorus

BOSS CE-2B Bass Chorusは、ベース専用エフェクターシリーズの第一号機。BOSS BF-2BやBOSS GE-7Bとともに発売されたモデルです。エレキギター用コーラスペダルBOSS CE-2 Chorusと同じ回路となっていますが、周波数がベースにチューニングされているのが特徴です。

茶色ボディにゴールドの文字と、コントロールパネルがゴージャスで印象的なBOSS CE-2B Bass Chorus。また、BOSS CE-2 Chorusとは違い、コンデンサーが2つと原音とエフェクト音のミックス加減を調整するE.LEVELが追加されているのも、BOSS CE-2B Bass Chorusの特徴です。エフェクトをどれくらい重ねるか決められるようになり、音潰れやパワー感の損失を防ぐことが可能になりました。

BOSS（ボス）CE-2の年代別による買取価格の違い

BOSS CE-2は年代によって仕様や音質が変わってきます。お持ちのBOSS CE-2がどの年代かによって買取価格は変わってきますので、以下で詳しく紹介していきます。

年代によって異なる回路を持つBOSS（ボス）CE-2

BOSS CE-2は初期型と現行のBOSS CE-2W Waza Craft Chorusで回路が少し違います。初期型のBOSS CE-2には松下MN3007とMN3101を搭載、BOSS CE-2W Waza Craft ChorusにはCOOLAUDIO V3207DとV3102Dが搭載された形です。

BOSS CE-2W Waza Craft Chorusでは回路の違いにより、オリジナルCE-2コーラスを再現するだけでなく、BOSS CE-1コーラスの追加機能をしています。現行品のBBDが使われていることでBOSS CE-2W Waza Craft Chorusのほうが良いという意見もあれば、アナログコーラスの初期型が良いという人もいて、一概にどちらが優れているとは言えません。

年代によって音質の違いがあるBOSS（ボス）CE-2

BOSS CE-2では年代によって回路が違いますので、それに合わせて音質も変わってきます。初期型のBOSS CE-2では、中音域・低音域が強調され、あたたかくて太いコーラスサウンドのアナログコーラスらしさが特徴です。

コーラス効果をより深くかけたい人は、初期型のBOSS CE-2を選ぶ場合が多いです。ただし、中音域・低音域が強調される分、高音域の抜けの良さは損なわれています。

BOSS CE-2W Waza Craft Chorusでは、初期型のBOSS CE-2比べてクリアなサウンドが特徴です。非常に扱いやすく、幅の広いオールジャンルの音楽に合うでしょう。高音域がクリアであるにもかかわらず、初期型のBOSS CE-2の良さも併せ持つコーラスサウンドになっています。

古いモデルほど中古でも高価買取に期待できるBOSS（ボス）CE-2

BOSS CE-2は、現行版よりも初期型の古いモデルのほうが高値で買取されている傾向があります。現行版のほうがスペックが優れているものの、初期型のほうが希少性があるからです。前述したように、BOSS CE-2発売後すぐに後継機のBOSS CE-3が発売されたため、BOSS CE-2は他の機種よりも生産期間の短いモデルです。