カノウプスは、東京都杉並区に本社を構える日本の楽器メーカーです。日本国内はもちろん、海外にも多くの愛用者がいる人気のメーカー。ここでは、カノウプスドラムの買取相場や、高価買取されやすいモデルなどをご紹介します。
この記事のポイント
カノウプスドラムの買取相場
HS-1450やHS-1465などは中古市場でも高値で取引されています。また、SIG1465-YS1やMSD1365SJなどのシグネチャーモデルも高額査定になりやすい傾向にあります。
カノウプスの買取事例は以下のページでも紹介します。
canopus/カノウプス Birch ドラムセット
高価買取が期待できるドラムセットやスネアドラムを紹介
カノウプスのドラムを査定してもらう前に、高く売れるシリーズやモデルを知っておきましょう。
高価買取が期待できるカノウプス上位グレードのドラムやスネア
カノウプスのフラッグシップモデルでもあるHS-1465や、60年代のロックサウンドを追及したNV60-M2 Snare Drumなどは高額査定になりやすいモデルです。
高価買取のカノウプス:HS-1465
ケヤキの木をくり抜いた単板胴を採用したスネアです。硬いケヤキの木を使った単板くり抜き胴は、鋭い抜けとパンチのあるサウンドを実現。ロックやメタルなど、ハードな音楽ジャンルに携わるドラマーから高く支持されています。
木材マテリアルの単板胴は割れやすいデメリットがありましたが、こちらのモデルでは新たな技術を採用してそれを克服しています。単板くり抜き胴は世界的に見ても希少なので、それだけでも価値があります。
岩井大輔氏やAndrea Valentini氏、Tupac Mantilla氏、升秀夫氏など著名なドラマーが愛用しているのも高値になりやすい理由。ファンや背中を追いかけるドラマーたちに買取需要があります。
高価買取のカノウプス:SSSM-1455SH
シェルにソフトメイプルの単板を採用したモデルです。古き良き時代のビンテージサウンドを実現したモデルとして人気があり、このサウンドを手に入れるために欲するドラマーも少なくありません。
フープにはブラスストレートタイプを採用した8テンションモデル。不要なものは極力そぎ落としたかのような、無骨なヴィジュアルも人気の理由です。
高価買取のカノウプス:NV60-M2 Snare Drum
マホガニーとポプラをシェルのマテリアルに採用したモデルです。1.6mmのプレスフープ、8テンション仕様でビンテージスネアワイヤーをスナッピーに採用。
一打一打のショット音がクリアで、ロックやメタルなどの音楽ジャンルにマッチするモデルです。60年代ロックのような骨太サウンドが魅力で、そこも高値で取引されている理由だと考えられます。
高価買取のカノウプス:ROF-1465V1
60~70年代のロックシーンで主流だったメタルスネアのサウンドを再現したモデルです。シェルには軽量なアルミ合金を採用し、1.6mmスチールフープで仕上げた一台。
アルミマテリアルならではのカラッとしたサウンドが魅力で、幅広い音楽ジャンルに対応できる懐の深さを持ちます。30台限定モデルなので中古市場に出回る数も少なく、希少価値があるため高額査定が期待できます。
高価買取のカノウプス:CF-1455
シェルマテリアルにカーボンファイバーを採用したモデルです。音の伝達力に優れたカーボンファイバーを採用することで、木材やメタル材では実現できないサウンドを可能にしています。
カーボンファイバーならではのヴィジュアルも人気の理由。美しい繊維模様に憧れて手に入れようと考えるドラマーも少なくありません。コレクター価値も高いため高額査定が期待できます。
有名ドラマーが使用するカノウプスのシグネチャーモデルのドラムの買取需要
カノウプスにはさまざまなアーティストのシグネチャーモデルがあり、中にはかなりの高値で取引されるものもあります。
佐野康夫モデル:SIG1465-YS1
スタジオミュージシャンとして活動している著名なドラマー。aikoさんや阿部真央さん、井上陽水さんなど名だたるアーティストのレコーディングにも参加している名ドラマーです。
シェルにはメイプルとポプラを使用し7プライで仕上げています。彼のファンからの買取需要も高く、中古市場に出回る数そのものが少ないため高額査定が十分期待できるモデルです。
玉田豊夢モデル:SIG-1460TT1
ポルノグラフィティや綾香、浜崎あゆみ、いきものがかりなどさまざまなアーティストのレコーディングに参加してきた実績あるトップドラマーのシグネチャーモデルです。
シェルはメイプルとバーチの10プライ仕様。バックビートスネアワイヤー30本タイプやブラックニッケルブラスフープ、ブラックニッケルクラシックチューブラグなど、特注仕様のパーツを多く採用しているのも高値になりやすい理由です。
ハービー・メイソンモデル:HM-1060 SW
世界的に著名なレジェンドドラマー、ハービー・メイソン氏のシグネチャーモデルです。
ステイヴウォルナットを採用した高級シェル仕様で、10×6インチという希少なサイズなのも高値で取引されている理由です。ハイピッチにチューニングしたときの、気持ちよく抜けていく高音が評判で、多くのドラマーを虜にしているモデル。
カノウプスドラムの買取価格の傾向
もともとの価格が高いため、値下がりしにくく高値で取引されています。また、ラッカーフィニッシュ採用のモデルだとより高値になりやすい傾向にあります。
カノウプスのドラムは元の価格が高いため高額で取引される
ほかのメーカーでは採用しないマテリアルを使ったり、特殊な仕様を採用したりしているため、どうしてもコストがかかります。
たとえば、SSSM-1465SHだと14万円前後で販売されていることが多く、HS-1450は20万円近い価格で扱われていることが多いです。もとの価格が高いため、中古でも値下がりしにくく高額査定が狙えるのです。
カラーはラッカーフィニッシュのほうが高価買取されやすい
カノウプスドラムでは、複数のフィニッシュを用意しています。オイルフィニッシュやラッカーフィニッシュ、PC、PVC、アクリルカバリングなどが代表的です。
中でも、特に手間暇かかるのがラッカーフィニッシュ。丁寧に何度も塗装を施していくため時間も労力もかかるのです。そのため、ラッカーフィニッシュが採用されたアイテムは高価なことが多く、高額査定になりやすいのです。
また、ラッカーフィニッシュは経年劣化により独特の味が出ることも多く、そこに魅力を感じる人も。これもラッカーフィニッシュのアイテムが高価買取されやすい理由です。
2nd Lineモデルはアウトレット品なので少し価値が落ちる
2nd Lineとは、カノウプスが理想とする品質に満たないと判断したアウトレット品のことです。
サウンドや演奏性にはまったく問題ないものの、外見にわずかな傷や汚れなどがあるモデルです。アウトレット品の性質上、どうしても通常モデルに比べて値が下がりやすい傾向にあることを覚えておきましょう。
楽器の買取屋さんはカノウプスのドラムを高額買取
カノウプスのドラムは市場でも人気が高いモデルです。楽器の買取屋さんは相場以上の高価買取を目指して査定いたします。もし、売却をお考えでしたらぜひお問い合わせください。