管楽器の買い換えを検討する方や、自宅に眠る管楽器を処分したい際、下取りを検討する方も多いのではないでしょうか。
今回は管楽器の買取価格相場と種類ごとの査定表、高額買取のコツについて紹介します。
どの程度の価格が付くのか、より高額な買取につなげられるよう、各楽器のポイントについて見ていきましょう。
この記事のポイント
木管楽器の買取価格相場
ここでは木管楽器の買取相場についてご紹介します。
あらかじめ買取相場を把握しておけば、お手持ちの楽器がどのくらいの値段で売れるのかが把握でき、また、買い替え時の費用の見当も付きやすくなるでしょう。
ここでは以下3つの楽器における買取価格相場について見ていきましょう。
- クラリネット
- サックス
- フルート
木管楽器には温まると膨張し冷えると縮むといった特徴があります。木管楽器を下取りに出す場合は、季節や室温に注意したうえで使用するのが望ましいといえるでしょう。
クラリネットの買取価格相場
クラリネットは落下に弱い楽器です。何度か落下させている場合は気付きにくい部分が割れている可能性もあるので、細かくチェックしましょう。
クラリネットの買取価格相場は?各ブランドの相場と高価買取のコツを紹介
ブランド名 |
価格相場 |
Leblanc |
¥72,000~30,000 |
Buffet Crampon |
¥25,000~756,000 |
YAMAHA |
¥25,000~160,000 |
Selmer |
¥50,000~810,000 |
ムラマツ |
¥15,000~540,000 |
※買取価格は一例となります。査定エリアや時期・楽器の状態によって異なります。
サックスの買取価格相場
サックスの中でも特に壊れやすいのが、パッドの密閉不良。バランス調整を丁寧に行い、パッドの締まりを細かくチェックすることが、高額査定につなげるポイントといえるでしょう。
サックスの買取価格の相場はいくら?査定表と高額買取のコツを紹介
ブランド名 |
価格相場 |
YAMAHA |
¥36,000~225,000 |
Selmer |
¥75,000~450,000 |
ヤナギサワ |
¥29,500~180,000 |
Julius Keilwerth |
¥96,480~315,000 |
Chateau |
¥66,300~84,600 |
※買取価格は一例となります。査定エリアや時期・楽器の状態によって異なります。
フルートの買取価格相場
管の中に水滴が発生しやすいフルート。梅雨時期などの高温多湿の時期では特に水滴が溜まりやすいことから、扱い方には細心の注意を払う必要があります。急に音が出なくなるなどの症状が見られないかを確認すると安心です。
フルートの買取価格相場はいくら?各ブランドの相場と高額買取のコツを紹介
ブランド名 |
価格相場 |
YAMAHA |
¥25,500~315,000 |
SANKYO |
¥33,000~315,000 |
アルタス |
¥31,500~360,000 |
MIYAZAWA |
¥32,000~153,000 |
ムラマツ |
¥15,000~540,000 |
※買取価格は一例となります。査定エリアや時期・楽器の状態によって異なります。
金管楽器の買取価格相場
金管楽器にも種類や状態によって買取相場が全く異なります。ここでは以下3つの買取相場についてご紹介します。
- トランペット
- トロンボーン
- ホルン
お手持ちの楽器の状態や部品の不具合、備品の有無についても買取価格が異なるため、状態によって価格が変動する点を視野に入れたうえで参考にしましょう。
トランペットの買取価格相場
笠ネジ・底ネジが上手く閉まらなくなったり、抜差管が抜けにくくなったりすることの多いトランペット。下取りを検討する際はトランペットの中でも特に壊れやすい部分を細かくチェックしましょう。
トランペットの買取相場はいくら?各ブランドの価格と高価買取のコツを紹介
ブランド名 |
価格相場 |
YAMAHA |
¥8,000~171,000 |
V.Bach |
¥99,000~225,000 |
XO |
¥33,000~50,000 |
B&S |
¥66,000~468,000 |
※買取価格は一例となります。査定エリアや時期・楽器の状態によって異なります。
トロンボーンの買取価格相場
トロンボーンはピストンの調子が悪くなりやすい楽器です。下取りを検討する際は、円滑な動きが伴うか、可動域に問題はないかなどをチェックすると良いでしょう。
ブランド名 |
価格相場 |
YAMAHA |
¥27,000~272,000 |
XO |
¥40,000~108,000 |
CONN |
¥36,500~135,000 |
KING |
¥40,500~99,000 |
※買取価格は一例となります。査定エリアや時期・楽器の状態によって異なります。
ホルンの買取価格相場
長期の使用によって支柱が壊れやすい・汗の臭いがするなど、気になる部分が多いのがホルン。支柱は半田ごてや銀ろうなどを用いて修理することが可能ですが、気になるようであれば下取り前に修理に出したり、その旨を下取り時に相談したりすることが大切です。
ブランド名 |
価格相場 |
YAMAHA |
¥54,000~207,000 |
ALEXANDER |
¥360,000~450,000 |
HOLTON |
¥90,000~225,000 |
Wenzel Meinl |
¥75,000~225,000 |
※買取価格は一例となります。査定エリアや時期・楽器の状態によって異なります。
管楽器を高額買取してもらうためのコツ
管楽器を高価買取してもらうためには、次に使う人のことを考えたうえでのお手入れや準備が大切です。次に使う人がすぐに使えるように準備をしておくことで、店舗側の準備や査定などがスムーズに進み、高額買取につなげやすくなります。
高額買取につなげるコツとしては以下の3つです。
- 楽器のコンディションをチェックする
- お手入れをして見た目をきれいに保つ
- 付属品やお手入れ用品をそろえる
楽器のコンディションをチェックする
次に使う人のことを考え、楽器のコンディションは必ずチェックしましょう。音に違和感があったり、うまく鳴らなかったりなどのトラブルが見られる場合は、どこか不具合が起きている可能性があるので下取り前にしっかりチェックしましょう。
可能であれば直してから下取りに出すことが望ましいですが、時間や金銭的に難しい場合は、下取り時にどの部分にどのような不調が見られるかを具体的に買取スタッフに伝えることが大切です。
お手入れをして見た目をきれいに保つ
中古であっても、できる限り見た目のきれいなものを買いたいと思うもの。そう考えて購入を検討する方は非常に多いため、下取りに出す際は細かくお手入れをし、見た目をきれいにすることも大切です。 見た目がきれいであれば多くの人の目に止まり、すぐに買い手が付く可能性があります。
多くの人が注目するような商品はそれだけでも高額買取につなげやすいため、汚れや傷などがないかを細かくチェックしましょう。
付属品やお手入れ用品をそろえる
次に使う人が、購入後すぐに不備なく使えるよう、付属品やお手入れ用品をそろえるのも大切です。
下取りに出す側があらかじめ用意しておくことで、買取スタッフ側の用意が不要なため、高額買取につなげやすいです。
購入時に入っていたものが一つでも欠けてしまうと査定額が落ちるので、純正のケースはもちろん、マウスピースや楽器の取扱説明書など、購入時に一緒に入っていたものがあるのであればしっかりと用意しましょう。
管楽器の高価買取なら楽器の買取屋さんへ
管楽器の買取相場と高額買取のコツについて紹介しました。下取りに出す際は、購入時に同梱しているものをはじめ、次に使う人がすぐに使えるような準備をすることが大切です。
管楽器の下取りを検討する方は、楽器の買取屋さんがおすすめです。どのようなメーカーでも高額買取のチャンスがありますから、ぜひこの機会に利用してみてはいかがでしょうか。