コンパクト・エフェクターで有名なBOSSが生産したBOSS CE-1。世界に誇るエフェクターメーカーが初めて世に送り出したペダルです。世界初のコーラス・エフェクターとしても知られるBOSS CE-1は、JC-120のエフェクト部を抜き出しています。
今回は、そんなBOSS CE-1の買取相場や年代による仕様の違い、買取価格への影響について紹介していきます。
この記事のポイント
BOSS(ボス)CE-1の買取相場
BOSS CE-1は数々のギタリストが愛用し、録音にも使われてきました。単なるコーラス・エフェクターとしてではなく、プリアンプ効果が得られるなど、根強い人気のあるエフェクターです。
そんなBOSS CE-1の、買取価格に影響を与えている特徴を見ていきましょう。
Char・ジョン・フルシアンテ愛用で人気のBOSS(ボス)CE-1
日本では名ギタリスト・Charが愛用していることで広く知られるBOSS CE-1。Charは自身でMaxon CS-550をプロデュースしているにもかかわらず、BOSS CE-1を利用しています。理由は、「いかにもコーラスがかかってるって感じがするから」ということです。
かなりの歪みを作り出すことのできるBOSS CE-1は、Charのサウンドの要素に欠かせません。Charが愛用するギター・ムスタングとの相性が良く、ハイ落ちをして耳に痛い高域を削る効果があります。コーラス効果は原音の聴き取りがしにくいので、チューニングが狂い始めたときにBOSS CE-1を踏む、という使い方もしているそうです。
人気ギタリストでもあるCharが使っていることで、日本でも彼に憧れる人がこぞってBOSS CE-1に対する需要を作り、高価買取を期待させるエフェクターとなっています。
レッド・ホット・チリペッパーズの元ギタリストであるジョン・フルシアンテも、BOSS CE-1を愛用したギタリストのひとりです。レッド・ホット・チリペッパーズの温かみのあるギターサウンドは、BOSS CE-1で作られていました。同じBOSSのDS-2とともに、BOSS CE-1はジョン・フルシアンテの基本セットに含まれています。
世界的人気バンドの元・人気ギタリストであることから、ジョン・フルシアンテのサウンドを求める人も多く、その中のひとつであるBOSS CE-1に対する需要は消えることはありません。そのため、BOSS CE-1は買取価格も優遇される傾向です。
コーラスだけでなくプリアンプとしても優秀なBOSS(ボス)CE-1
BOSS CE-1はコーラス効果だけではありません。BOSS CE-1はプリアンプ回路を常に通っているため、つまみで音量を調整することができます。HighとLow、2種類のつまみと、Levelのつまみで音量を調整可能。音痩せするという口コミもありますが、プリアンプを通った音、バイパス音は魅力的です。
プリアンプ回路を使うとアンプを歪ませることができるので、その効果を気に入って使っていたギタリストもいます。前述したCharもBOSS CE-1で歪みを作っていた時期がありました。また、名ギタリストのひとり、ロベン・フォードもBOSS CE-1を歪み用エフェクターとして使用していました。
コーラスとしての魅力だけでなくプリアンプとしての人気もあり、古いモデルながらも未だに高価買取が期待ができる機種です。
傷・汚れありでも買取OKなBOSS(ボス)CE-1
BOSS CE-1は傷・汚れありの状態でも買取をすることができます。なぜなら、BOSS CE-1自体が生産終了されているだけでなく、市場に出回ることも少ないためです。少しくらい傷がついていても、BOSS CE-1を欲しい人は購入するほど需要があります。
もちろん、傷・汚れがない状態のほうが、より高価買取の期待ができるのは当然です。できれば、自分でできる汚れは除去していくのが望ましいでしょう。また、古いモデルばかりになるので、買取の前に動作確認は必ず行う必要があります。
BOSS(ボス)CE-1で高価買取となりやすい機種・モデル
BOSS CE-1は横展開していないモデルなので、基本的にひとつの機種のみになりますが、BOSS CE-1のクローンペダルとして作られたモデルもあるのであわせて紹介します。
BOSS(ボス)CE-1 Chorus Ensemble
BOSS CE-1といえば、BOSS CE-1 Chorus Ensembleのことです。BOSSがコンパクト・エフェクターを発表する前の1976年に発売されました。BOSS初のエフェクターであり、世界初のコーラス・ペダルでもあります。
1975年に発表された、ギタリストなら使ったことはないであろうアンプ、Jazz Chorusのコーラス・ビブラートの部分を抜き出したエフェクターです。BOSS CE-1 Chorus Ensemble発売前は、エコーやリバーブが空間系として主流でしたが、コーラス・サウンドの登場により音のバリエーションは一気に広がりました。
前述したように、Charやジョン・フルシアンテなど、世界の名ギタリストが愛用していること、現在でも人気を誇ります。古いモデルであり、生産も終了していることから、傷・汚れがあろうとも買取をされている人気のコーラス・エフェクターです。
Retro Sonic CHORUS Stereo Edition(BOSS CE-1のクローンペダル)
Retro Sonic CHORUS Stereo EditionはBOSS CE-1のクローンペダルとして作られたモデルです。BOSS CE-1の音質の再現力は、本物と聞き分けができないほどクオリティの高いものとなっています。
BOSS CE-1の奥行きのあるコーラス・サウンドはもちろん、レズリー・ロータリー・スピーカーのシミュレートまでできるヴィブラート効果をフットスイッチで切り替えることが可能です。また、BOSS CE-1にはないコーラス・モードにスピード調整ができるRateコントロールを実装しているのが特徴です。
BOSS製品ではないものの、往年の名機を復活させたモデルとして人気を誇っています。大量に出回ることはないものの需要があるモデルのため、高価買取が期待できます。
BOSS(ボス)CE-1の年代による仕様の違いと買取価格への影響
BOSS CE-1は基本的に横展開されていないモデルですが、年代による仕様の違いがあります。見た目はほとんど同じで見分けがつきませんが、回路や音質に違いがありますので紹介していきます。
回路が違う1976年製のBOSS(ボス)CE-1
生産初年度の1976年モデルのBOSS CE-1は、プリアンプICがまったくの別物となっています。そして、回路も後から発売されたものとは異なっているのが特徴です。変更理由に関しては公式に発表されていませんが、入力の問題を改善するためという説が一般的です。
BOSS CE-1は発売当初、ギター用のペダルではありませんでした。そのため、BOSS CE-1の前にバッファなどつなぎ、ローインピーダンスで入力しないとエフェクトの効き目が悪くなっています。後継機に比べて使い勝手が悪いのは確かですが、希少性の高さから買取査定に影響が出ることはありません。
年代によって音の違いがあるBOSS(ボス)CE-1
BOSS CE-1は年代によって音質が変わってきます。もちろん、使用されているプリアンプICや回路が違っているので当然のことです。具体的に1976年製のモデルと比較すると、1978年製のモデルはロックサウンドに合うスタイルに、1980年製はさらに音がきれいになりポップサウンドに合う印象です。また、1977年製と1978年製では、1977年製のモデルのほうが音質がクリアな印象になります。
しかし、BOSS CE-1はどの年代でも音が歪む特性と、立体的なコーラスサウンド・ヴィブラートサウンドは変わりません。年代によって少し音質の違いがあるものの、BOSS CE-1本来の魅力は失われていないため、どの年代のモデルも人気があります。
年代にかかわらず高価買取が期待できるBOSS(ボス)CE-1
BOSS CE-1は、どの年代でも高価買取が期待できるエフェクターになります。前述したように、回路やプリアンプICの違いによる音質はありますが、変わらないコーラスサウンド・ヴィブラートサウンドを求める人が多いからです。
もちろん、希少性が高いほど高額買取となりますが、BOSS CE-1はどの年代でもその条件に当てはまります。そもそも市場に出回ることが少ないため、BOSS CE-1が販売している時点で購入する人が現れるほど需要と供給が追いついていないペダルです。もし、BOSS CE-1をお持ちであれば、買取を検討してみてください、
BOSS(ボス)CE-1は楽器の買取屋さんが高額買取
BOSS CE-1の買取価格・相場査定を紹介しました。BOSS CE-1は世界初のコーラス・エフェクターペダルです。世界的人気ギタリストも愛用しているため、根強い人気を誇っています。
生産は終了しているため、中古市場でも高価買取を期待できます。傷・汚れがあっても、高価買取が期待できるモデルなので、BOSS CE-1をお持ちの方は検討してみてください。
楽器の買取屋さんではBOSS CE-1の高価買取も行っていますので、お問い合わせをいただけるようなら以下のページをご確認のうえお電話ください。
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