ローランド内のギター関連製品ブランドであるBOSSは、これまで様々なギターエフェクターを発売してきました。まさにエフェクターの代名詞とも言えるブランドですが、中古市場ではどのようなものが高価買取になるのでしょうか?
BOSSの高価買取のエフェクターをご紹介します。
この記事のポイント
BOSSのエフェクター買取相場表
BOSSのエフェクター |
買取価格 |
BOSS GT-1000 |
73,800円 |
BOSS GT-10 |
15,000円 |
BOSS DS-1 |
ASK |
BOSS OD-1 |
ASK |
BOSS CH-1 |
ASK |
BOSSのエフェクターではマルチエフェクターが10,000円超えの高額買取されやすいです。ただし、コンパクトエフェクターも高価買取できた事例は少なくありません。
楽器の買取屋さんはBOSSのコンパクトエフェクターを高額査定中。銀ねじDS-1やOD-1など、まずはお問い合わせください。
高値の買取価格が期待できるBOSSのエフェクターとは?
BOSSのエフェクターの中には、高値で取引がされるエフェクターがいくつか存在します。
代表格となるエフェクターをいくつかご紹介しましょう。
OD-1
OD-1はBOSSが最初に発売したコンパクトエフェクターの内の一つです。
アンプライクな歪みやふくよかな倍音が魅力で、言わずもがなな名機として知られています。世界三大ギタリストの内の一人、ジェフベックらも使用していました。
最初期のOD-1は電池収納部分のネジが銀色の通称「銀ネジ」と呼ばれ、コレクターの間で人気が高いです。スイッチが透明な通称スケルトンスイッチになっている点も特徴的でしょう。
また、電池収納部分のネジが黒になっている通称「黒ネジ」と呼ばれるOD-1も高価買取が期待できます。
BOSS(ボス)OD-1の買取価格・相場査定!高価買取となりやすい機種・モデルは?
MT-2
MT-2はBOSSがヘヴィメタルのギタリスト向けに開発したエフェクターです。
どのセッティングで弾いても同じ音がすると言われることもありますが、実は細かく音作りすると意外といい音がします。
近年はmodモデルも登場しているように、多くのギタリストから愛されるモデルです。
BOSS・MT-2(メタルゾーン)を徹底レビュー!音作りのポイントとメタルギタリストに愛される理由
CE-1
BOSS CE-1はBOSSの発売した3種のコンパクトエフェクターよりも前に制作された、BOSS最初のエフェクターとしても知られています。
RolandのアンプであるJazz Chorusからコーラスとビブラートの機構のみを抜き出して制作されたエフェクターです。
コーラスとしての煌びやかな機能は勿論のこと、CE-1をプリアンプとして使うこともできるなど、使い方は幅広く存在する一台です。
70年代に制作されたCE-1は個体数が少なく希少価値も高いため、BOSSのエフェクターの中でも高額買取が期待できます。
BOSS(ボス)CE-1の買取価格・査定例!高価買取となりやすい機種・モデルは?
CE-2(CE-2W)
CE-2はCE-1をコンパクトエフェクター化した一台で、こちらも70年代末に販売されたヴィンテージエフェクターの一つです。
音色はCE-1と同系統のものですが、コントロール部がRATE(揺れの速さ)とDEPTH(揺れの深さ)のみになっており、BOSSの一般的なコンパクトエフェクターと同様の取っ手回しができるところが特徴です。シューゲイザー系のミュージシャンからも愛されています。
CE-2もOD-1同様に最初期の「銀ネジ」の個体やその後の「黒ネジ」の個体などがありますが、銀ネジの個体はより高額で取引されています。
また、2017年にはこのCE-2を現代の技術で復活させた「CE-2W」というモデルも発売されました。
技 WAZA CRAFTシリーズは過去のBOSSの名機を復刻させた人気シリーズですが、こちらも中古市場での人気が高く、高価買取ができます。
BOSS(ボス)CE-2の買取価格・査定例!高価買取が期待できる機種・モデルは?
DC-2(DC-2W)
BOSS DC-2は1985年に発売されたモジュレーション系エフェクターです。
BOSSのコンパクトエフェクターの中では唯一のスイッチ式となっており、4つの音色が出せるエフェクターとなっています。その特異なフォルムやシンプルな出音から愛用者は多く、人気の高い一台です。
2018年には技 WAZA CRAFTシリーズから復刻もされており、こちらの復刻版「DC-2W」も市場価値の高いモデルです。
DC-2のオリジナル個体ではできなかったスイッチの同時押しや、SDD-320モデリングの音色を選ぶことができるなど、機能性もアップデートされています。
DM-2(DM-2W)
BOSSの空間系エフェクターの名機と言えば、この機種が挙がることも多い人気機種、DM-2です。
BBD特有の太く温かみのある出音は、奥田民生など数多くのミュージシャンに愛用されています。1981~84年の3年しか販売されていないため、個体数が限られており、人気のモデルです。
DM-2もまた、この機種も2015年に技 WAZA CRAFTシリーズから「DM-2W」という名前で復刻がされており、こちらも中古市場で人気のあるモデルです。
DM-3
DM-3はDM-2の発売開始から3年後に販売された機種です。基
本的な機能などはDM-2と同様ですが、よりノイズが少なくなり、クリアなディレイ音の出力を実現しています。
DM-2もヴィンテージペダルとなるため、中古市場では人気がある一台です。
DM-1
BOSSのDM-2、DM-3はヴィンテージペダルを語る上で欠かせない存在ですが、その前にDM-1という機種があったことはご存知でしょうか?
CE-1などと同時期である70年代頃に販売されていたと言われているディレイペダルです。
ペダルの情報自体も数少ないDM-1は、非常に希少価値が高く、中古市場では高額で取引をされているヴィンテージペダルの一つです。
DS-1
BOSS DS-1は1978年に発売された歪み系エフェクターです。
特に中古市場での価値が高いのは、2001年以降の再販後のモデルではなく、1979年ごろより販売されていた初期の日本製のモデルです。
DS-1の最初期モデルは銀色のネジになっているため、通称「銀ネジ」モデルは高価買取がされます。
初期のDS-1は使用者が多く、NIRVANAのカートコバーンやエディ・ヴァンヘイレンなどに愛用されていたことでも有名です。
FB-2
BOSS FB-2は2011年に発売されていた、BOSS初のブースターエフェクターです。
クリーンブーストはもちろん、ミッドブーストも可能になっており、多彩な音色づくりが可能となっている便利な一台です。
また、フィードバッカーとしての機能も充実しており、エフェクターを踏み続けている間のみフィードバックを自動で発生させることができます。
従来の発振型のフィードバッカーとは異なり、共振を狙って自然なフィードバックを誘発させる機構となっており、ライブ中の演出としても違和感なく利用できる一台でしょう。
現在のFB-2は生産完了品。中古買取市場でも人気のエフェクターです。
BD-2
BOSS BD-2はオーバードライブの名機。
世界中のギタリストが使っておりmodモデルも多数登場しています。ヴィンテージと呼ばれるBD-2は今のところありませんが、modモデルは高額買取しやすいです。
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SG-1
BOSS SG-1は1979年に発売されたバイオリン奏法を再現するエフェクターです。
OD-1、CE-2などと同時期に発売された本機種ですが、やや飛び道具的なエフェクターであったことや、バイオリン奏法自体の人気の衰退などと共に、徐々に市場から姿を消した幻のエフェクターと言われています。
高中正義氏らフュージョン系のギタリストが多用していたバイオリン奏法を手軽に実現できるSG-1は、出回っている個体数自体が少なく、希少価値の高いモデルの一つです。
SP-1
1977年、BOSSより販売された最初期のエフェクターの内の一つが、SP-1です。OD-1と同時に発売された本機ですが、知名度もそれほど高くなく、謎が多いモデルとして知られている一台です。
赤い筐体が印象的で、エフェクターとしては高域をブーストしたサウンドが得られるというモデルです。
SP-1は音抜けが欲しい際などにも利用できるため、ヴィンテージペダルとしての希少価値だけでなく、バンドサウンドの調節にも重宝できる一台として人気があります。
VB-2(VB-2W)
BOSS VB-2は、1982年に発売されたコンパクトエフェクターです。
フランジャーやコーラスなどのエフェクターは、音色を揺らすのに対して、VB-2はピッチそのものを揺らすエフェクターとなっています。踏み込んだ時にのみビブラートが始まるアンラッチモードなどがあり、演奏性も十分な機種ですが、ピッチが揺れるだけという特殊な使い道のエフェクターです。
VB-2は市場に出回った数自体が少なく、レアなコンパクトエフェクターの内のひとつです。
2016年には技 WAZA CRAFTシリーズで「VB-2W」という機種がリニューアル販売されています。リニューアルモデルはフィルターによる更なる揺れがあるカスタムモードや、エクスプレッションペダルでのDEPTHの操作などが可能になっており、こちらも人気のモデルです。
OC-2
OC-2は1982年から2005年までの間発売されていたオクターバーです。
現在でこそ、さまざまなブランドからオクターバーが発売されていますが、それらの元になったエフェクターとも言えます。独特なビヨビヨとしたサウンドが特徴的で、ポールヤングの名曲「I'm Gonna Tear Your Playhouse Down」の特徴的なベースラインなどでも使用されています。
OC-2のうち、生産期間中に筐体や塗装などのリニューアルが行われており、モデル名が「Octave」ではなく「Octaver」になっている初期のモデルは、中古市場でも人気のモデルとなっています。
BOSSのエフェクターを買取査定に出す際の注意点とは
BOSSのエフェクターを査定に出す場合、まずは汚れや傷等が無いかをチェックしましょう。電源が正しく入るかどうかや、各コントロール部分に不備が無いかも大切なポイントです。また、付属品・説明書・箱などもそろっているかどうか確認しておきましょう。
よくある質問