ジルジャンは世界的に有名なシンバルブランド。400年以上の歴史を持つ老舗ブランドでもあり、さまざまな種類のシンバルをリリースしてきました。ここでは、ジルジャンシンバルの買取相場や高価買取モデルなどをご紹介します。
この記事のポイント
ジルジャンの買取相場
K Custom Hybrid 14インチやA ジルジャン 14インチQUICK BEAT、Early American、GEN16 ACOUSTIC ELECTRIC CYMBALなどは高値で買取されやすい傾向にあります。
高価買取が期待できるジルジャンのシンバルを紹介
ジルジャンのシンバルを高値で売却したいのなら、まずはどのようなシリーズ、モデルが高値になりやすいかを理解しておく必要があります。
高価買取が期待できるジルジャン上位グレードのシンバル
高値で買取されやすいのは上位グレードのシンバルです。中でも、Early AmericanやK Custom SpecialDryなどは高価買取が期待できます。
高価買取のジルジャン:Early American
1982年から1990年までアメリカの工場で生産されていたKシリーズのシンバルのことです。ヘヴィで独創的なサウンドを実現できるモデルが多いのが特徴。
EAK Zildjian 20 Jazz Rideや80's K ZILDJIAN “EAK” RIDE 22などは特に高値で取引される傾向にあります。製造期間も短く希少価値もあるため、予想以上の高値で売却できる可能性もあります。
高価買取のジルジャン:K Custom SpecialDry
ショートサステインとトラッシーなサウンドを追及したシリーズです。マイク乗りがよく切れのあるサウンドのため、ライブからレコーディングまでさまざまなシーンで活躍できるシンバル。
Zildjian K.Custom Special Dry Trash CrashやHiHat 14" pr NKZL14CSPDHHT、Trash China、Zildjian K.Custom Special Dry Ride 23などは特に高値になりやすい傾向にあります。
さまざまな音楽シーンに対応できる多様性も人気の理由。日本国内にも愛用するアーティストが多いため、買取需要の高いシリーズです。
高価買取のジルジャン:A ジルジャン 14 New Beat Hi-Hat
ベストセラーになったジルジャンのハイハットです。ミディアムウェイトでサイズは14インチ、さまざまな音楽ジャンルに対応できる万能なハイハットとして人気があります。
音の立ち上がりが速く、ソリッドなサウンドを実現できるのも人気の理由。チック音とクローズ音のバランスもよく、あらゆるドラマーのプレイに対応できるハイハットです。
1960年代に発売されたモデルのため、ヴィンテージ価値もあります。60~70年代のものは中古市場でもあまり目にすることがなく希少性が高く、マニアやコレクターのあいだで高値で取引されることも少なくありません。
高価買取のジルジャン:GEN16 ACOUSTIC ELECTRIC CYMBAL
小音量のエレクトリックシンバルで、主に電子ドラムのセットに組み込んで使用することの多いシンバルです。
本体に無数の小さな穴をあけており、生音を極限まで小さくしているのが特徴。そのため、自宅練習用のアコースティックドラムに組み込んで使用するドラマーも少なくありません。
Zildjian GEN16 BUFFED BRONZE DS BOX SET HI-HATSやZildjian GEN16 BUFFED BRONZE DS BOX SET CRASH、Zildjian GEN16 BUFFED BRONZE DS BOX SET RIDEなどが中古市場で高値になりやすい傾向にあります。
高価買取のジルジャン:A Custom 25th Anniversary Ride
23インチ、ミディアムシンウェイトのライドシンバルです。
世界限定1000枚で、日本国内には30枚しか流通しなかったかなりレアなシンバル。希少性が高く、ジルジャン社CEOのクレイギー・ジルジャン氏のサインが入っているため高価買取されやすいモデルです。
ジルジャンの買取価格の傾向
大手のシンバルメーカーであるため値崩れしにくく、特にヴィンテージシンバルはプレミア価格で取引されることもあります。詳しく見ていきましょう。
大手メーカーであるジルジャンのシンバルはどの年代のものでも価値が落ちにくい
ジルジャンは世界的に有名なシンバルメーカーであり、世界中に愛用するアーティストがいます。
人気の高いメーカーゆえにどの年代のシンバルも価値が下がりにくく、思った以上の値で取引されることも珍しくありません。古いモデルでも高値になることがあるので、まずは査定を受けてみましょう。
オールドKやAと呼ばれるビンテージシンバルはプレミア価格で取引される
ジルジャンはトルコで誕生したメーカーですが、その後AジルジャンとBジルジャンに分裂してしまいます。
最終的にAジルジャンがKジルジャンを吸収しますが、それまでトルコで製造されていたKジルジャンのモデルをオールドKと呼び、アメリカで製造されていたものをAジルジャンと呼びます。
当時はすべてハンドメイドだったため、個体によって音にムラがありましたが、それを魅力と感じるドラマーも少なくありません。製造期間も短く、ヴィンテージ価値もあるので中古市場で高値で取引されています。
70~80年代に製造された白抜きロゴのシンバルは希少性が高い
白抜きロゴを採用していた期間は70~80年代前半とわずかな期間なので希少性が高く、中古市場でも高値で取引されやすい傾向にあります。
そもそも中古市場に出回ることが少なく、なかなか手に入らないことからマニアやコレクターのあいだでは驚くほどの高値で取引されることも。
A Zildjian Ride 20 70'sや A Zildjian New Beat HiHats 14 70'sなどが高値になりやすい傾向にあります。
セイビアンの前身であるカナダKモデルのジルジャンは製造数が少なくて希少価値が高い
カナダKモデルは70年代だけ生産されたレアなシンバル。セイビアンの前身であり、流通数も少ないことから希少価値があります。
中古市場で目にすることも少なく、ジルジャンファンやドラマーから熱望されているため、買取需要も高いです。Zildjian K Ride 20 Canada K、CANADA K 14Hihatなどが高値になりやすいです。
楽器の買取屋さんはジルジャンのジルジャンを高額買取
シンバルブランドのジルジャンは市場への流通も多く人気が高いです。楽器の買取屋さんはジルジャンのシンバルも高額買取ができます。もし査定依頼をご検討中でしたらぜひともご相談ください。