1994年に誕生したバッカスは、ベースだけでなくギターやウクレレなどほかの弦楽器も扱う楽器メーカーです。ここでは、バッカスのベースの買取相場、高値で取引されているモデルなどをご紹介します。
この記事のポイント
Bacchus(バッカス)のベースの買取相場・査定例
WOODLINEシリーズを代表するWL-DX4は高値で取引されています。また、BJB-98 JIROのようなシグネチャー、2002 Spolted Hollow Limited-4FLのような限定生産モデルのほかJRB-600(Jayro)も高額買取されています。
以下の表は実際に買取を行ったBacchusのベースの一部査定例です。ぜひ参考にしてみてください。
Bacchus WOODLINE DX5-BGP/E | ¥38,000 |
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Bacchus Twenty-Four DX5 | ¥30,000 |
Bacchus BTB-53V | ¥30,000 |
Bacchus handmade twenty four 5 | ¥30,000 |
高価買取が期待できるBacchus(バッカス)のベースの種類とは?
さまざまな価格帯のモデルを数多くリリースしてきたバッカスですが、いったいどのようなモデルが高値で買取してもらえるのでしょうか。
高価買取が期待できるBacchus(バッカス)の上位グレードのベース
上位に位置するグレードのベースは高値で取引されやすいです。バッカスにおける上位グレードだと、ハンドメイドシリーズやクラフトシリーズ、momose、STRなどが代表的。それぞれのグレードにおける特徴や、高値で買取される理由などをまとめてみました。
ハンドメイドシリーズ
ハンドメイドシリーズはその名の通り、職人の手作りによって生み出されているシリーズです。もっとも最上位にランクするシリーズであり、使用される木材も最上級で、細部にわたり品質にこだわっているのが特徴です。
熟練の職人による手作業の工程が多く、一つ一つのベースが隙のないハイクオリティな仕上がりとなっていますです。演奏性も高く、サウンドレスポンスも速いことから多くのベーシストに愛用されているシリーズ。オイルフィニッシュの採用により、楽器本来の鳴りを大切にしているのもポイント。品質、音どちらも最上位であることから、市場でも高値で取引されるシリーズです。
クラフトシリーズ
ハンドメイドシリーズのクオリティはできるだけそのままで、コストダウンを実現したシリーズです。使用している木材やピックアップなどのパーツもハンドメイドシリーズとほぼ同じため、バッカスの最上位モデルを試してみたいという層からも人気のあるシリーズです。
代表的なモデルとしては、WL4D-ALDが挙げられます。こちらはボディ材にアルダー材を使用しており、腰のあるローとミドルサウンドが魅力です。また、マホガニー材を使用したWL4D-MAHOはウォームなサウンドが持ち味で、幅広いサウンドメイクが可能。たくさんの派生モデルがあり、買取需要も高いシリーズです。
momose
オールハンドメイドのギターやベースを製作しているブランドです。熟練のクラフトマンが在籍しており、機械に頼らずハンドメイドで製作することにこだわりを持つブランドです。細部までこだわりぬいた楽器製作を行っており、大量生産モデルとはまったく異なる魅力があります。
今の時代にマッチすることはもちろん、日本人に手になじむことをコンセプトに楽器製作を行っています。重量バランスなども考慮し、演奏性の向上に努めているのも見逃せないポイント。どのベースもスムーズな演奏が可能になる重量バランスを意識しており、初心者にも扱いやすい特徴があります。市場に流通する数も少なく、高値がつくことも多いシリーズです。
STR
オーダーメイドで製造されるシリーズ。ワンオフ仕様なので、文字通り世界に1本だけ、自分だけの愛機を手に入れられます。屈指の技術力を誇るベテランのクラフトマンだけで製造が行われており、使用木材のセレクトから設計まですべて一貫して行っているのも特徴。
自由度の高いカスタマイズが可能で、中には珍しい仕様のベースもあります。使用している木材はもちろん、金属パーツなども選び抜かれたものを使用したものがあり、そうしたモデルは高値で取引されやすいです。キルトブビンガやウォルナットなど、希少な木材を使用したモデルだとより高値が期待できます。
WOODLINEシリーズは市場需要が期待できる代表機種が多い
WOODLINEシリーズはバッカスの中でも特にユーザー数が多く、高い知名度と人気を誇ります。ここでは中古市場でも需要が期待できそうなモデルを一部ご紹介します。
人気のWOODLINEシリーズ:WL-DX4
ボディにはアッシュ材、ネックにはメイプルを使用したモデルです。バッカスの楽器といえばオイルフィニッシュが定番ですが、こちらのモデルでもそれは継承されています。丁寧にオイルフィニッシュされたボディは見た目が美しいのはもちろん、鳴りをオープンにする効果も期待できます。
また、従来のバッカスオリジナルブリッジではなく、GOTOHのSJ404に変更しています。これによりセッティングが楽になり、初心者にも扱いやすい楽器に。扱いやすさから人気もあり、買取需要も高いといえます。
人気のWOODLINEシリーズ:WL434
上位モデルであるWOODLINE DXの基本的なスペックはそのままに、コストダウンを実現したモデルです。ピックアップはパッシブタイプですが、ターボスイッチを搭載することで多彩なサウンドメイクを可能にしました。
安定したサウンドと演奏性が魅力的なモデルなので、初心者からも人気があります。それゆえに、中古市場でも比較的高値で取引される傾向にあります。
人気のWOODLINEシリーズ:WL-001
WL-001は、高品質な木材や金属パーツを使用していますが、自社フィリピン工場で製造を行うことによってコストを抑えて販売されているモデルです。また、やや小ぶりなボディシェイプのため、女性でも取り回しやすく人気があります。
サイズを小ぶりにすることで、軽量化にも成功。体の小さい方、女性の方が演奏しやすいベースなので、買取需要も高いといえます。2ボリューム1トーンのシンプルな設計で扱いやすいのも高値で取引される理由です。
生産完了品や限定生産品・シグネチャーモデルのバッカスは買取需要がある
生産完了品のモデルや限定生産品は、市場にあまり出回りにくいため、希少価値が高いです。そのため、買取価格もその他のモデルより高い金額となりやすいでしょう。いくつか代表的な機種をご紹介します。
JIRO(GRAY)モデル:BJB-98 JIRO
日本を代表するロックバンド、GRAYのベーシストとして知られるJIRO氏のシグネチャーです。ボディにはセレクトアルダー、ネックにはメイプルを使用しています。
Bacchus J.Specialを2基搭載し、骨太で芯のあるサウンドを実現。GRAYファンやJIRO氏のファンからの買取需要があると考えられます。そのプレイスタイルから国内外問わず人気の高いベーシストの一人であるJIRO氏、そのシグネチャーモデルであることから高値での買取となりやすいです。
限定生産のモデル:2002 Spolted Hollow Limited-4FL
2002年にリリースされた限定モデルで、4弦モデルと5弦モデル合わせて合計40本のみしか生産されませんでした。希少価値が高く、中古市場で見かけることもほとんどないため高価買取が期待できます。
美しい木目が際立つモデルで、ホロウ構造を採用しているのも特徴。このベースにしか出せないサウンドがあります。個性的なベースを求める方から高い人気を誇るため、中古市場では高値で取引されています。
限定生産のモデル:>Woodline-DX4AC/Sakura'17 -SKR-G-
わずかな数しか生産されなかったモデルで、2017年ディバイザー商談会剪定品でもあります。ボディのトップ材に桜バールを使用しているのが大きな特徴。
桜バールを使用することで、ほかの木材では出せない独特の木目を実現しています。個性的でインパクトのあるベースを求める方から支持されており、高値で取引される傾向にあります。
生産完了のモデル:JRB-600(Jayro)
ボディのフォルムが印象的なモデルで、すでに生産が終了しています。中古市場に流通する数も少なく、希少価値があるため高値がつきやすいモデル。
マホガニーボディにオリジナルピックアップを組み合わせることで、芯のあるタイトなサウンドを実現しています。多彩なサウンドメイクが可能で、あらゆる音楽ジャンルに対応できるのも高額買取される理由です。
Bacchus(バッカス)のベースを買取査定に出す場合に注意したいこと
傷やへこみなどがあると、査定額が下がる可能性が高くなるため注意が必要です。保証書や説明書、ギグバッグなどの付属品も一緒に査定へ持ち込みましょう。ピックアップ交換やその他カスタマイズも査定に影響を及ぼすことがあるため注意が必要です。
よくある質問
楽器の買取屋さんはBacchus(バッカス)のベースを高価買取
楽器の買取屋さんではBacchus(バッカス)のベースを高額買取いたします。家に眠っているBacchusのベースをお持ちでしたらぜひ当店までお問い合わせください。
ベースの買取相場表と人気ブランドの特徴や代表モデルまとめ