Fender辞職後のレオ・フェンダーが1975年に創業し、以来現在に至るまで愛用するミュージシャンも多数存在するミュージックマンのベース。ここでは、そんなミュージックマンのベースで高価買取が期待できるモデルやシリーズをまとめてみました。
この記事のポイント
MUSICMAN(ミュージックマン)のベースの買取相場・査定例
5弦モデルとなるStingRay 5や、70年代製のStingray、Sabreなどは希少価値が高く、中古市場で高値がつく可能性が高いモデルです。また、同様にレアな機種であるシルエットベースやカプリスベース、カトラスベースなども高価買取となりやすいです。
以下の表は高額買取となった査定例の一部です。ミュージックマンのベースの査定依頼を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
Musicman Stingray SR-4 BFR RED | ¥100,000 |
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Musicman stingray 20th | ¥90,000 |
Musicman stingray 70年代製 | ¥85,000 |
MUSIC MAN Sting Ray 5 | ¥80,000 |
高価買取が期待できるMUSICMAN(ミュージックマン)のベースの種類とは?
スティングレイに代表されるミュージックマンのベースですが、どのような機種で高価買取が期待できるのか、それぞれご紹介していきましょう。
MUSICMAN(ミュージックマン)の人気機種は高価買取が期待できる
ミュージックマンの中でも特に人気の機種といえばスティングレイです。しかし、ボンゴやセイバーなどといった機種も高値で取引される傾向にあるので要チェックです。生産完了済みのモデルも依然としてマニアからの人気があり、高額査定は十分期待できます。
StingRay(スティングレイ)
スティングレイが誕生したのは1976年のことです。この時代には各楽器メーカーからさまざまなベースがリリースされていましたが、その中でスティングレイも誕生しました。
アクティブサーキット搭載、プリアンプ内蔵のエレキベースとして登場したスティングレイは、当時としては異端な存在でした。今でこそ珍しくありませんが、当時としてこのスペックはかなり珍しかったのです。
レッドホットチリペッパーズのフリーをはじめ、著名なベーシストが愛用していることでも有名なモデル。楽器店での高価買取は十分期待できるシリーズです。
StingRayの買取価格や中古販売相場について気になる方は、こちらの詳細記事をご覧ください。
StingRay(スティングレイ)の買取価格!中古販売相場や買取価格も紹介!
Classic StingRay
スティングレイが誕生した当時のモデルを復刻したシリーズです。当時のモデルを忠実に再現しており、2EQ搭載や裏から弦を通す仕様など、マニアには堪りません。操作性もシンプルゆえに初心者からも人気なので、買取需要もあります。
StingRay SLO
スリムネックを採用したモデルで、手が小さい方や女性にも演奏しやすいベースです。通常のスティングレイに比べて約3mmほど細いため、ネックが握りやすく演奏性の高さから人気のあるモデルです。
StingRay Neck Through
スルーネック仕様のスティングレイです。スルーネックならではのハイポジションでの弾きやすさ・音の伸びを実現しており、初心者から上級者までおすすめできます。
StingRay 5
1987年に誕生したモデルで、5弦仕様のベースです。多弦ベースは市場に出回る数が4弦ベースより少ないため、需要も高いです。また、StingRay5の場合は、リミテッドモデルが多くリリースされているのも高価買取につながりやすいポイントです。
Bongo(ボンゴ)
ボンゴはスティングレイに並ぶ、ミュージックマンの人気機種です。人間工学から導き出されたボディフォルムは目を引くだけでなく、演奏性の向上にも寄与しています。
一般的なスティングレイベースは1ピックアップですが、こちらは2基のハムバッカーを標準搭載。見た目からは想像できないゴリゴリのサウンドから、柔らかで豊かなボトム感のあるサウンドまで自由自在です。
また、2基のPU配置だけでなく、アクティブ4バンドEQを搭載することでさらなるサウンドメイクの幅を獲得しています。ヘヴィな音楽にはもちろん、ポップな音楽にも対応できるのがボンゴの魅力。高いプレイヤビリティと対応力から、市場でも高い需要がある機種です。
Sabre(セイバー)
70年代にリリースされたセイバーベース。現在では復刻モデルもリリースされており、当時購入できなかった層を中心に人気があります。エアロスミスのトム・ハミルトンや、テクノプロデューサー・超絶技巧ベーシストとしても知られるスクエアプッシャー(トム・ジェンキンソン)が所有していたことでも有名です。70~80年代に発売されたモデルはヴィンテージ的な価値も高く、プレミア的な価値もあるため中古市場でも高値で取引される傾向にあります。
BIG AL(ビッグ・アル)
攻撃的でビザールギター的なルックスが印象的なベースです。硬質なアルダー材をボディに使用し、クリアな音像のサウンドが特徴的です。ピックアップはシングルですが、ハムキャンセリング機能によりノイズの軽減を実現しています。
ネックにはメイプル材を使用し、スリムネック仕様のため手の小さな方も演奏しやすいベース。すでに生産が終了しているモデルでもあるため、希少価値が高く高額査定が期待できます。
Sterling(スターリン)
今回は、メーカーではなく、ミュージックマンの機種の「スターリン」をご紹介します。スリムネックの採用やボディの軽量化、コンパクト化にも成功しており、演奏性の高さゆえ幅広い層から支持されているモデルです。ピックアップは1基のみ搭載ですが、セレクタースイッチで3つのバリエーションのサウンドアレンジが可能。
「ミュージックマンのスターリン」と聞くと、アメリカのカリフォルニア州を拠点とするエントリーモデルのリーズナブルなベースを扱うミュージックマン参加のブランドを思い出す方も多いと思いますが、実は機種の方も隠れた人気があります。
Cutlass Bass(カトラスベース)
プレシジョンベースをモチーフとした、渋さを感じさせるビジュアルで人気の高いカトラスベース。ボディ材にはアルダーを使用し、軽量化にも成功しているため取り回しもしやすいベースです。
1ボリューム1トーンのシンプルな構造なので、ベース初心者にもおすすめできるモデル。オーセンティックな仕様であることから、スティングレイとはまた違った魅力があり、コアなファンに人気の一本です。中古市場でも需要は少なくありません。
Caprice Bass(カプリスベース)
カトラスベースと並んで、ヴィンテージ風なルックスが印象的なモデル。いわゆるPJタイプのピックアップ構成になって、サウンドメイクがしやすい点や、軽量コンパクトな仕上がりになっているのが特徴です。メイプルを採用したネックは細く、ベース初心者や女性からも人気が高いモデルです。
搭載されているパッシブピックアップは新たに開発されたオリジナルのものを使用し、骨太なサウンドメイクが可能です。
Reflex Bass(リフレックスベース)
ボディトップにメイプル、バックにアッシュを採用したモデル。独自のマホガニートーンブロック構造も採用し、それによってクリアでパワフルな低音を可能にしています。
最新技術をアグレッシブに注ぎ込んだモデルでもあり、ほかのミュージックマンベースとは違った魅力があります。すでに生産が終了しているモデルで、希少価値も高いため中古市場では高値で取引される傾向にあります。
Silhouette Bass(シルエットベース)
ミュージックマン製のバリトンギター・6弦ベースといえばシルエットベースでしょう。Fender Bass VIのような使用を想定されたモデルで、ギターの人気シリーズである「MUSICMAN Silhouette」のベースモデルです。現在は生産終了品となっており、市場に出回る数も少ないため希少価値が高いモデルです。
指板とネックにメイプル、ボディには珍しいポプラ材を使用しており、コントロール部分も充実。ほかのシリーズでは決して奏でることのできない、独特なバリトンサウンドが魅力です。カスタムピックアップにはディマジオ製のものを搭載しており、ヘヴィなジャンルの音楽にも対応可能です。
SUB X01
リーズナブルにミュージックマンベースサウンドを手に入れられるようにとリリースされた低価格モデル。スティングレイはアクティブピックアップが基本ですが、こちらはパッシブを搭載しているのが特徴です。
パッシブピックアップを搭載したスティングレイは少ないため、この特殊な仕様を欲するユーザーは少なくありません。すでに生産が終了したモデルでもあるため、それも高値につながりやすい理由です。
限定生産モデルのMUSICMAN(ミュージックマン)のベースは希少価値が高い
限定生産されたモデルは絶対的な数が少なく、中古市場に出回っている数もそれほど多くありません。そのため高価買取が期待できます。
限定生産モデル:Musicman 25th Anniversary Bass
一見ミュージックマンのベースとは思えない、艶やかなボディデザインが印象的なモデルです。このモデルは、アーニーボール・ミュージックマンの25周年記念して制作された完全オリジナルなベースです。
通常、アニバーサリーモデルといえば、特殊な塗装・木材・ピックアップ構成などのスペシャルな構成のモデルが発売されるケースが多いでしょう。しかし、ミュージックマン25thアニバーサリーベースの場合は、ボディシェイプ・ピックアップ・ハードウェアの組み合わせなど、ありとあらゆる部分がオリジナル仕様。さらに、プッシュスイッチを採用したコントロールシステムなど、楽器としての操作性の高さも魅力的です。希少価値が高く高額査定になりやすい機種のひとつです。
限定生産モデル:30th Anniversary StingRay5
2017年に誕生30年を迎えたスティングレイ5。それを記念してリリースされたアニバーサリーモデルです。新たに開発された内蔵プリアンプとピックアップにより、幅広いサウンドメイクが可能なのも魅力的なポイント。ヴィンテージライクな見た目も人気があり、中古市場でも高値で取引される傾向にあります。
限定生産モデル:2014 Limited Edition StingRay
2014年にリリースされた限定モデルで、限定フィニッシュであるカーディナルレッドスパークルを採用しているのが大きな特徴です。鮮やかな見た目が目を引きますが、ネックを薄く設計するなど演奏性にもこだわったモデル。国内には限定15本しか入荷されなかった、非常にレアなモデルです。
限定生産モデル:Classic StingRay Sledge
国内限定〇本、のようなリミテッドエディションモデルがミュージックマンにはたくさんあります。Classic StingRay Sledgeはそういった特殊仕様のスティングレイの一つです。渋く銀に光る塗装はこのモデル限定。
このように、リミテッドエディションの場合、希少価値は当然高くなり、高額査定につながりやすくなります。気になる塗装や仕様の場合は、ぜひ一度査定依頼などで確認してみてください。
年代別で見るMUSICMAN(ミュージックマン)のベースの価格相場とは
70年代にリリースされたモデルだとヴィンテージ価値もあるため高値が期待できます。80年代のスティングレイも同様です。
70年代製のスティングレイやセイバーなどは高価買取される可能性が高い
70年代といえばスティングレイがこの世に誕生した時代です。当時としては画期的なスペックをまとったミュージックマンのスティングレイ。70年代製はフィニッシュも今とは異なり、現行モデルとは一味違ったサウンドが魅力的です。同様にセイバーもこの時代のモデルだと高値が期待できます。
80年代初期のスティングレイも人気が高い
80年代初期のモデルは、ボルトオンネック仕様でクリアかつパワフルなサウンドが特徴です。やはりヴィンテージ的な価値があり、中古市場に出回る数もそれほど多くないため高価買取される可能性はあります。
古いモデルなのでピックアップを交換しているケースも少なくありませんが、オリジナルのピックアップを搭載しているほうが価格は高くなりがちです。オリジナルピックアップも保管しているのなら、一緒に査定を受けましょう。
MUSICMAN(ミュージックマン)のベースを買取査定に出す場合に注意したいこと
見た目が査定に及ぼす影響は大きいため、ボディやネックなどの傷、へこみなどをチェックしておきましょう。また、ピックアップの改造や交換がマイナス査定につながる可能性もあるので注意が必要です。
よくある質問
楽器の買取屋さんはMUSICMAN(ミュージックマン)のベースを高価買取
楽器の買取屋さんではMUSICMAN(ミュージックマン)のベースを高額買取いたします。家に眠っているMUSICMANのベースをお持ちでしたらぜひ当店までお問い合わせください。
ベースの買取相場表と人気ブランドの特徴や代表モデルまとめ