momoseは、日本の楽器製造メーカーです。長野県松本市に本社を置くmomose。ハンドメイドでの制作にこだわり、高品質なギターを世に送り出しています。この記事では、momoseのギターの中古販売相場や買取価格を紹介します。
この記事のポイント
momoseのギターは高品質
momoseは、国内のトップルシアーであり、ギターづくりの第一人者として名高い百瀬恭夫氏が監修・制作を行っているブランドです。百瀬氏は、1960年代、The Beatles来日後に起きた日本のエレキギターブームを支えた人物。そのギターづくりはこだわり抜かれたものです。
多くの弦楽器メーカーでは、効率化を図るためにほぼ機械によってギターを作っています。ギターに使用する木材のカットから形を整えることまでを機械で行うことにより大量生産を可能にしているのです。
しかし、木材はプラスチックや金属とは異なり「生きている」もの。同じで資材であっても重さや木目などが異なります。momoseのギターは熟練のクラフトマン達が木材の1つひとつを手に取り、木の個性をきちんと活かした製品づくりを行っています。
クラフトマン達による丁寧なギターづくりによって、momoseのギターは高い品質を誇っているのです。伝統を大切にしつつ、次世代のスタイルにマッチするような工夫を凝らしているmomoseは、ギターファンから高く評価されています。
さまざまなギターを愛用してきたからこそ「momoseの魅力」が分かるという方も。感性が鋭いギタリストに愛されているギターと言えるでしょう。
momoseのギターの2大シリーズ
momoseのギターは2つのシリーズから成り立っています。一つは、伝統的なアメリカンスタイルで制作を行っている「Vintage Series」。もう一つはクラシカルな技法と現在的なプレイに即した設計を行っている「Original Series」です。それぞれの特徴について紹介します。
Vintage Seriesの特徴とモデル
ヴィンテージギターの魅力はなんといってもそのルックスとサウンド。momoseのVintage Seriesは、それらを高いクオリティで踏襲した上でさらにブラッシュアップを行っています。エレキギターが日本で最も熱狂的な支持を得た50年~60年代。同ブランドでは各年代のサウンドの再現を目指し、独自に作成したピックアップを搭載しています。
さらに、Vintage Seriesの中にはサーモウッド加工を行った木材を使用した製品も。サーモウッド加工は、平たく言えば乾燥処理を行った木材。これによりヴィンテージが持つ乾いた音を人工的に作ることができ、当時のヴィンテージサウンドを味わうことができます。
さらに、momoseの製品は音の奥行も充分にあるので、枯れた音を薄っぺらいものにさせず、印象深いサウンドを可能にしました。また、サーモウッド加工を行うと、ギターの色味も濃くなり、そのルックも味わい深いものにさせます。
Vintage Seriesのモデル
MST:ストラトキャスタータイプ
MTL:テレキャスタータイプ
MTH:テレキャスター・シンラインタイプ
MLS:レスポールタイプ
MLC:レスポール・カスタムタイプ
MJM:ジャズマスタータイプ
MES:ES-335タイプ
MFV:フライングVタイプ
Original Seriesの特徴とモデル
momose のOriginal Seriesの特徴は音の鳴りが非常に良いこと。これは、ハンドメイドにこだわるmomoseの技術と設計方法によるものです。各機種に求められるサウンドの特色を最大限引き出した作りとなっています。また、サーモウッドモデルをオーダーで作ることができるため、オリジナルシリーズでもヴィンテージサウンドに近づけることが可能です。
momoseのOriginal Seriesで最も多く搭載されているピックアップはYUTAピックアップ。ギターの出音そのままを活かす本ピックアップは、「momoseのギターは音の鳴りがよい」ことを証明していると言えます。また、YUTAピックアップの利点は、音がストレートであるからこそアンプやエフェクターによって自由自在に音作りができること。機種だけでなく、プレイヤーの個性を表現できる製品なのです。
Original Seriesのモデル
MC:ストラトキャスタータイプ
MT:テレキャスタータイプ
ML:レスポールタイプ
momoseのギターの中古販売価格相場とは
momoseのギターは中古販売価格が比較的高いものになります。ハンドメイドで丁寧に作られた製品であり、大量生産がされているギターではないことから、付加価値がついてもおかしくないでしょう。販売相場はOriginal Seriesでも8万円~となっていますが、Vintage Seriesはさらに値が上がり、中には30万を越すものも。中古販売価格が高いことから買取額も高値であることが伺えます。
momoseの製品の良さや人気、希少性を考えると、美品かつ限定品であればこのような値がつくのも当然と言えるでしょう。
momoseのギターの買取実績
楽器の買取屋さんでは、momoseのギター買取を行っています。その実績を紹介しましょう。
momose MJM1-STD NJ-GP BR-Oil JazzMasterタイプの買取実績
楽器の買取屋さんでは、momose MJM1-STD NJ-GP BR-Oil JazzMasterタイプを85,500円で買取しました。
momoseのMJM1は、ボディにアルダー、指板にはマダガスカルローズウッドを使用したジャズマスタータイプ。ストラトキャスターやテレキャスターよりも柔らかなサウンドが魅力です。さらに、momoseならではの丁寧な作り込みにより、丸みがありながらもタイトかつ音の抜けが良い点も評価が高く、ポップスからロック、サーフといった幅広いジャンルで活躍しています。
Momose/モモセ エレキギター MJM1-STD NJ-GP BR-Oil JazzMasterタイプ
momose MST1-STDの買取実績
楽器の買取屋さんでは、momose MST1-STDを35,500円で買取しました。
MST1-STDは、アルダーボディを使用した通常仕様のストラトキャスター。深めのカッタウェイを採用しレスポンスの早さを実現しました。また、ハンドメイドで作られているそのボディはフィット感に優れ、ノンストレスの演奏を可能にします。
Momose/モモセ エレキギター MST1-STD Stratocaster/ストラトキャスター
momose MTL2-STD/M NA
楽器の買取屋さんでは、momose MTL2-STD/M NAを、36,000円で買取しました。
momose MTL2-STD/M NAは、アッシュボディのテレキャスタータイプのギターです。安定したグリップ感のあるネック、そして指ざわりの指板に使われているのはメイプル資材。ピックアップにはTWANG50 TLを搭載し、優れたカッティングと温かみのあるサウンドが特徴的です。もちろん、テレキャスターならではの伸びやかな高音も楽しめます。ギタリストよりもギターボーカルから好まれているギターです。
Momose/モモセ エレキギター MTL2-STD/M NA Telecaster/テレキャスター
momoseのギター!高価買取のコツ
ギターファンからの支持が厚いmomoseのギターは、高価買取が期待できるものですが、買取価格は値が変動しやすい点が気になるところ。そこで、少しでも高価買取ができるためのコツを紹介します。
最も簡単な点でありながら意外と多いのが、ギターにステッカーを貼ったままの状態で査定や買取に出してしまうこと。小さなものであれば比較的影響は出にくいですが、それでも買取後に次の持ち主となるギタリストから購入を嫌がられることを考えるとできれば剥がしておいた方が良いでしょう。
ただし、シールを剥がす際は跡が残らないように注意してください。
また、付属品がある場合は揃えて査定に出しましょう。もしアームやピックアップを他の製品に交換している場合も、純正のパーツと一緒に渡すことが望ましいです。また、付属品の中にはキャンペーンや記念などの非売品のものがあります。一見価値があるか分からないものでも付加価値が付く場合があるので付属品も忘れずに査定しましょう。
こちらの記事では、付属品がない場合や破損しているギターの買取について紹介していますので併せて参考にしてください。
傷あり・弦なし・ネック折れ・改造・付属品なしギターの買取チェックポイント
楽器の買取屋さんはmomoseの高価買取を実施!
楽器の買取屋さんは、momoseのギターを高価買取しています。長い間ケースに入ったままのmomoseのギターがあればぜひ査定に出してみましょう。また、引っ越しで急遽手放すことになったなど、急ぎの査定もOK。こちらから簡単に査定・買取ができるのでぜひご利用ください。