グレコは日本の神田商会が販売する、1960年に日本で設立された楽器ブランドです。エレキギターやエレキベース、アコースティックギターなど、グレコ独自の特徴を持った楽器を販売しています。
今回はそんなグレコの高価買取が期待できるモデルを紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
この記事のポイント
Greco(グレコ)で高値での買取価格査定が期待できるエレキギター
グレコは楽器総合商社である神田商会のプライベートブランドであり、高品質かつ特徴的なエレキギターを販売しているブランドです。他のブランドにはない形状のギターが多く、多くのギタリストが愛用しています。
さまざまなモデルを発売しているグレコのエレキギターですが、詳しく知らない人もいるでしょう。ここでは、高価買取の期待できるモデルを紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
Greco(グレコ)レスポールタイプ「EG」シリーズ
ギブソンのレスポールをモデルとした「EG」シリーズは、低価格ながらも高品質なエレキギターとして人気のモデルです。レスポールはギブソンのモデルのため、グレコではレスポールタイプと称しています。グレコの「EG」シリーズはジミー・ペイジが来日した時に使用していたことでも知られ、レスポールタイプの国内シェア一位になりました。他にも、B’zの松本孝弘やザ・クロマニヨンズの真島昌利が初めて使ったギターとして有名です。
しかし、レスポール本家のギブソンより1980年に「偽造品」として訴訟を起こされており、生産はストップ。現在では限定版の生産を稀に行う程度となり、珍しいモデルです。もしあなたが「EG」シリーズを持っていた場合、買取査定に出してみる価値はあるでしょう。
EG700
Greco(グレコ)ストラトキャスタータイプ「WS-STD」シリーズ
グレコのストラトキャスタータイプ「WS-STD」シリーズは、本家のフェンダーとは違った仕様となっています。フェンダーの弦長648mm・22フレットではなく、ボディを合わせて幅も厚みも縮小しており、独自のスリムな印象のエレキギターです。オールラウンドに使用できるギターとして人気となっています。
同じ「WS-STD」シリーズでも、WS-STD SSHやWS101 SH、WS-QTなどのモデルを揃え、それぞれ違った特徴を持っています。WS-BG101 3SやWS-BG101 SHは、弦長628mmのネックを搭載した個性的なスタイルのギターです。自身の持っている「WS-STD」シリーズの買取価格が気になる場合は、一度買取査定に出してみるといいでしょう。
Greco(グレコ)テレキャスタータイプ「WST-STD」シリーズ
グレコのテレキャスタータイプ「WST-STD」シリーズは、低コストながらにオーソドックスなテレキャスターのスタイルを実現しています。フェンダー本家のテレキャスターよりもスリムなボディが特徴で、3ウェイが選べるピックアップは多彩な音作りが可能です。
ラインナップはメイプルやローズウッド指板など全46種類を揃えており、好みにあった特徴を選ぶことができます。豊富なバリエーションから自分の好きな1本を選ぶことができる人気のシリーズです。
Greco(グレコ)「GO」シリーズ
1977年に発売したグレコの「GO」シリーズは、テクニカルなプレイが必要なロック・フュージョンのギタリストに愛用されています。ノイズのないクリアなサウンドと豊かなサスティンが特徴で、演奏のしやすいエレキギターです。
「GO」シリーズは、それぞれ特徴の違うGO・GOII・GOIIIの3タイプがリリースされています。最上位モデルのGOIIIはゴダイゴのギタリスト浅野孝巳が開発から加わって使用していることで知られており、プロミュージシャンの間でも愛用者が多いモデルです。今もなお需要のあるモデルのため、高価買取が期待できます。
GO-1400
Greco(グレコ)「M」
1978年に発売したグレコの「M」は、アイバニーズの星野楽器とフジゲンの富士弦楽器製造との共同開発によって生まれたエレキギターです。共同開発によって同時に販売されたアイバニーズのアイスマンをKISSのポール・スタンレーが使用したことから、グレコの「M」もあわせて人気が出ました。
「M」の特徴はなんといっても他にはない変形シェイプです。普通ではない形のギターを求めるミュージシャンに需要があり、根強い人気をなっています。30周年記念モデルとして限定30本の販売となったモデルもあり、高価買取が期待できるでしょう。
Greco(グレコ)「EW」シリーズ
グレコ「EW」シリーズはダブルカッタウェイが特徴で、PRSを彷彿とさせるエレキギターです。グレードの高い木材を使った高品質なモデルにもかかわらず、定価は30万円を切るような価格設定のものも登場しており、人気となっていました。
グレコの個性的な設計を詰め込んでいて魅力的なモデルですが、現在では生産中止となりました。そのため、「EW」シリーズは手に入りにくいモデルとなっており、中古市場でも高値になる傾向となっています。もし使用していない「EW」シリーズをお持ちの場合は、買取価格査定に出してみるといいでしょう。
Greco(グレコ)「MR」シリーズ
グレコ「MR」シリーズは、1975年に来日したバッド・カンパニーのギタリストであるミック・ラルフスがオーダーしたことから誕生したエレキギターです。左右対称ボディのダブルカッタウェイで、24フレットまでかんたんに手が届きます。
70年代、グレコの象徴として歴史的モデルとなった「MR」シリーズ。初期のラインナップはMR800とMR1000の2種類でしたが、2012年にMRnシリーズを発売するなど幅を広げています。中古市場でも人気のモデルのため、使っていない「MR」シリーズがあれば、買取価格査定に出してみてください。
Greco(グレコ)「Bg.」シリーズ
グレコの「Bg.」シリーズは、1979年に「ブギー」の名前で発売されました。とくにロックギタリストへのマッチングを目指した独自のデザインとなっています。スマートなルックスとは裏腹に、太いトーンを得ることができるエレキギターです。
「Bg.」シリーズはBG-800やBG-1000、BG-1400などの揃え、比較的新しいモデルも人気があります。両側を覆うピックガードなど、見た目も珍しいことから中古市場でも人気の1本です。
Greco(グレコ)「RG」シリーズ
グレコの「RG」シリーズは、リッケンバッカーをモチーフとしたエレキギターです。ビートルズがリッケンバッカーを愛用していたこともあり、コピーモデルの「RG」シリーズも人気があります。しっかりとした作りと高い再現度を誇るサウンドから、国内外で高い評価を得ています。
「RG」シリーズは現在ほとんど市場で出回っていることがなく、プレミア価格でやりとりされていることも珍しくありません。買取査定に出すとしたら、高値であることを期待していいでしょう。
Greco(グレコ)「GZ」シリーズ
グレコの「GZ」シリーズは、Zemaitisの正規ライセンスにより製作された国産のエレキギターです。他のブランドにはないオリジナルの形状が特徴で、多くの種類が発売されています。
「GZ」シリーズの中には、ヴィンテージモデルからハムバッカーを3つ搭載するGreco GZ-3200DFなど非常に珍しいモデルも発売されています。希少なモデルほど高値で買取が期待できるため、査定に出してみる価値はあるでしょう。
Greco(グレコ)「BB」シリーズ
B.C.Rich Bichのコピーモデルであるグレコの「BB」シリーズ。本家同様のブースターやバリトーンスイッチなどがついており、多彩な音作りができます。
「BB」シリーズの中でもさまざまあり、たとえばBB-1000は6弦使用ですが、BB-1800は10弦仕様となっています。中古でもあまり見かけることはなく、レアなギターとして高価買取の期待できるモデルです。
Greco(グレコ)「EX」
グレコの「EX」は、エクスプローラータイプのエレキギターです。1970年代から発売されていますが、現在では見かけることがあまりありません。非常に古い時代のモデルであるため手に入りにくく、高価買取の期待ができるでしょう。
Greco(グレコ)で高値での買取価格査定が期待できるベース
エレキギターのイメージが強いグレコですが、エレキベースの販売も行っている楽器ブランドです。エレキギターと同様にグレコ独自の特徴を持つものが多く、中には高価買取の期待ができるモデルもあります。
グレコのエレキベースはいくつかの種類が発売されており、特徴や買取価格もさまざまです。ここでは、高価買取の期待できるグレコのエレキベースを紹介していきます。
Greco(グレコ)「WSB-STD」シリーズ
スタイリッシュなデザインで、23色のラインナップを揃えるグレコの「WSB-STD」シリーズ。身体にフィットするスリムなボディで、初心者から上級者まで使いやすいエレキベースです。
音楽ジャンルにこだわらない多様なプレイスタイルに対応でき、幅広いベーシストにマッチします。ローズウッドのフィンガーボードと23のカラーバリエーションをあわせれば全46種類から選べるので、人気のある1本です。
Greco(グレコ)「PMB」シリーズ
リッケンバッカーのレプリカである、グレコの「PMB」シリーズ。一部で劇的に高い評価を得ているエレキベースで、中古市場でも人気のモデルです。ハリのある太いサウンドは、グレコの質の高さを感じさせてくれます。
ビートルズのポール・マッカートニーが使用したRickenbacker 4001のコピーモデルであるGreco PMB-800など、とくに人気になるモデルも販売されています。使用していない「PMB」シリーズがあれば、ぜひ買取価格査定に出してみましょう。
Greco(グレコ)「PXB」シリーズ
1989年に発表されたグレコの「PXB」シリーズは、さまざまな音楽シーンの中で一時代を築いたフェニックス・ベースです。グレコの中でも屈指の名器であり、今もなお人気を誇っています。
「PXB」シリーズはいくつかの種類が販売していますが、プリンセスプリンセスの渡辺敦子が使用していたGreco PXB-80や25周年を記念したPXB-25thなど人気のモデルもあります。気になる人は、ぜひ買取価格査定に出してみましょう。
Greco(グレコ)「VB」シリーズ
グレコの「VB」シリーズは、1970年代から販売されているヴァイオリンベースです。「ヴァイオリンベースといえばグレコ」と言われていた時代もあり、いまだに人気を誇っています。軽量なボディが特徴で、本家のヘフナーに負けないサウンドです。
ヴァイオリンベースといえば、ビートルズのポール・マッカートニーは使用したことで人気のあるモデルです。1976年以前に生産されたVB360や、存在自体が珍しいGreco VB-165など、高価買取の期待できるモデルが多く存在しています。
Greco(グレコ)「DB」シリーズ
グレコの「DB」シリーズは、ダブルカッタウェイが特徴的なエレキバースです。SGにも近いようなボディシェイプで、印象によく残ります。
THE YELLOW MONKEYのベーシストである広瀬 洋一のシグネチャーモデルがDB-800・DB-1200でそれぞれ発売されており、とくに人気となっています。また、1960年代に発売されているDB-160はセミアコベースであり、かなりレアなモデルです。
Greco(グレコ)で高値での買取価格査定が期待できるアコースティックギター
グレコはエレキギターやエレキベースの他に、アコースティックギターの販売も行っています。中には中古市場で高値でもやりとりされているモデルもあるので、ぜひ買取査定に出すことを検討してみてください。
ここでは、高価買取の期待できるグレコのアコースティックギターを紹介していきます。
Greco(グレコ)「GZA」シリーズ
グレコの「GZA」は、Greco Zemaitisのアコースティックシリーズです。GZA-2500やGZA-2800など高値でやりとりされているモデルがたくさんあります。細かく見れば非常に多くのモデルが販売されていますが、全体として人気があり、中古市場でも需要のあるモデルです。
「GZA」シリーズの中でも、GZA-1800 Tiny HEARTはサウンドホールがハートの形をしており、アコースティックギターの中でも非常に珍しいモデルです。グレコの中でも流通少ないモデルであり、高価買取の期待ができます。コレクションとして最適ですが、使用していない場合は査定に出してみるのもいいでしょう。
Greco(グレコ)「GAJ」シリーズ
グレコの「GAJ」シリーズは、ジャンボ・ボディー・ サイズのアコースティックギターです。入門モデルとして作られていますが、非常に丁寧に作られており、高い評価を得ています。
非常に軽く、手の小さな人でも弾きやすくてバランスが良いギターです。初心者だけでなく上級者が使用するにも向いており、人気の1本となっています。
Greco(グレコ)「GAL」シリーズ
グレコの「GAL」シリーズは、トラディショナルでコンパクトなスモールボディが特徴です。630mmスケール、ナット幅41mmと小さめなので、初心者の方にもおすすめの一本となっています。
「GAL」シリーズは、中古市場でもあまり出回っていないモデルです。もし、使用していない「GAL」シリーズを持っているなら、一度買取価格査定に出してみるといいでしょう。
Greco(グレコ)は楽器の買取屋さんが高価で買取査定
グレコの買取価格・相場査定を紹介しました。グレコはエレキギターやエレキバースなどでさまざまな人気モデルを販売する、日本国内の楽器ブランドです。この記事の内容を見て、ぜひ買取価格査定の参考にしてください。
楽器の買取屋さんではグレコの高価買取も行っています。お問い合わせをいただけるようなら以下のページをご確認のうえお電話いただければ幸いです。