DX7はFM音源シンセサイザーとして80~90年代の音楽を彩ったYAMAHAを代表する楽器です。そのきらびやかなサウンドは坂本龍一や向谷実(カシオペア)、ハワード・ジョーンズらに愛用され、その時代を象徴するサウンドとなっています。そんなYAMAHA DX7についてご紹介します。
この記事のポイント
高値の買取価格が期待できるYAMAHA DX7ほかDXシリーズとは?
DXシリーズには多くの機種が存在しますが、代表機種の場合は中古市場でも一定の需要があります。高価買取が期待できるDXシリーズのモデルをご紹介しましょう。
DX7
DX7はDXシリーズを象徴する最も代表的なモデルです。DXシリーズの中でも最初に販売されたモデルで、このDX7の登場によりすべてが始まったと言っても過言ではありません。けん盤はそれまでのシンセサイザーと異なり、プラスチックとばねと錘で構成されたセミウェイト鍵盤を使用し、よりピアノに近い演奏感を実現しました。また打鍵の強弱によって音色変化をつけることができる点も魅力の一つです。
さらに、MIDIに対応していることから、外部のコントローラーなどからも音源の操作が可能となっているため、現代の環境でも十分に楽器として使用することができます。DX7の音源を書き換えることがプラグインやソフトなども存在することなどから、需要はこれからも下がりにくいでしょう。
DX7 II FD
DX7が登場した3年後に発売されたDX IIFDはDX7をよりアップデートした機種です。FM音源を2系統にした機種でより厚みのある音での出力が可能になっています。また、フロッピーディスクドライブを搭載し、従来の機種よりも軽量化を図られている点も特徴です。
プレイヤビリティの高い機種であることはもちろん、発売から長い期間が経っているため、美品の場合は高価買取が期待できるモデルです。
DX7 II D
DX7 II DはX7 II FDからフロッピーディスクドライブが取り払われた廉価版です。こちらも発売からは長い期間が経っており、高価買取が期待できるモデルです。
reface DX
reface DXは2015年に発売されたヤマハの「refaceシリーズ」の内の一つ。refaceシリーズはヤマハの往年の名機を現代の技術で蘇らせるというコンセプトで制作されたシリーズです。reface DXはその中でも特に評価の高い機種で、DXシリーズ特有のきらびやかなサウンドはそのままに、37鍵へのサイズダウン、タッチ式のデータエントリーセクションやフルドットLCDのディスプレイなどが魅力的な一台です。
電池駆動が可能な点やiOSアプリで音色の管理が可能な点など、便利な機能も多く、市場需要の高い機種と言えます。
DX100
DX100はDX7をより持ち運びやすい形に改良して発売されたモデルです。49鍵のミニ鍵盤となっている点や、ストラップを装着してショルダーキーボードとして利用することが可能な機種となっています。メイン基板はDX27と共通しており、その音色にそん色はありません。
また、ファンクミュージシャンであるロジャー・トラウトマンがトークボックスと合わせて使用していたことから、トークボックス奏者の間でも人気の高い楽器です。
DX200
DX200はDXシリーズの中でも唯一の音源モジュールとして知られています。鍵盤がついておらず、その代わりに16ステップシーケンサーを搭載し、シンセサイザー・ドラムマシンとして利用する事ができます。ループベースの音楽制作に特化している本機種はテクノなどを作るミュージシャンからの人気も高い機種となっています。
DX1
DX1はDX7と同年に発売された、DXシリーズの最高機種モデルです。発売当時の価格は195万と驚きの価格になっています。パーツなどはDX7よりも効果なものが使用されており、プロ仕様として販売されていました。
その価格感と機材の大きさなどから、流通数が非常に少なく、とても貴重です。そのため、買取価格も高額となります。
ヤマハ DX7を買取査定に出す際の注意点とは
ヤマハ DX7をもし買取査定に出すという場合、まずは状態を確認しましょう。音が出るかどうかは勿論のこと、傷や汚れは無いか?を細かくチェックしておきましょう。できる限りの手入れをしておくことも大切です。
また、ケースや説明書の有無は買取価格に影響します。こちらも合わせて確認してみましょう。
よくある質問