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楽器の買取屋さんコラム

ドラムのリムショットとは?オープン・クローズ別に奏法を説明

リムショットは「オープン・リムショット」と「クローズ・リムショット」の2種類があり、それぞれ異なる音色と表現力を持っています。

特にオープンリムショットは、スティックでドラムのヘッド(皮)とリム(フチ)を同時に叩く奏法で、楽曲に力強さや緊張感を与える効果があります。

例えば、Led Zeppelinの名曲「When The Levee Breaks」では、イントロからオープンリムショットを駆使した印象的なスネアサウンドを聴けます。

2つのリムショットをマスターすることで、演奏の幅が大きく広がり、より豊かな表現が可能です。

今回は、このリムショットの基本的な奏法から練習方法、上達のコツまでを詳しく解説します。

 

リムショットの練習方法

リムショットは、オープンとクローズで異なる奏法と音色を持っています。ここではそれぞれの練習方法を紹介します。

 

オープンリムショットの練習方法

オープンリムショットは、スティックの先端をドラムヘッドに叩きつけると同時に、スティックの中腹部分をリムに当てて演奏します。

その際にスティックをしっかり振り下ろすことで音が響きます。

ヘッドとリムに同時に当たる感覚を掴むため、ゆっくりとしたテンポで繰り返し練習しましょう。

慣れてきたらメトロノームを使用してテンポを一定に保ちながら、均一な音を出せるように意識することがポイントです。

 

クローズリムショットの練習方法

クローズリムショットは、スティックをリムに密着させるように構えます。

スティックを持つ際は、テーパーのかかった先端を持ち手にし、グリップ側をリムに当てると音量が増し、安定して演奏しやすくなります。

練習する際はまずスティックをリムにしっかり押さえつける感覚を掴むことから始めます。

スティックの中腹をリムに当てながら、先端でドラムヘッドを叩くようにします。

ゆっくりとしたテンポで、均一に力をかけながらリムに固定する感覚を意識し、音が短くタイトに響くように練習することがコツです。

 

リムショットを練習するコツ

ここでは、効率的に上達するためのポイントを詳しく解説します。

 

スティックの持ち方を確認する

リムショットでは、スティックの持ち方が非常に重要です。まず、スティックを軽く握り、手首や指に負担がかからないようにすることが大切です。

スティックの先端をスネアドラムの中央付近に配置し、スティックのシャフト部分がスネアのリムにしっかり当たるように調整します。

このとき、スティックがリムに適度な角度で当たるようにすることがポイントです。

グリップが緩すぎるとスティックが滑りやすくなり、固すぎると手首に負担がかかるので、練習しながら自然な握り方を見つけましょう。

 

打点の位置を安定させる

リムショットを正確に演奏するためには、スティックがスネアドラムに当たる打点の位置を一定に保つことが重要です。

スネアドラムの中央ではなく、少し外側の位置にスティックを当てることで、リムと打面の両方にしっかりと当たる理想的なリムショットのサウンドを得ることができます。

この位置が毎回安定していることが、リムショットを効果的に使うための基本となります。

打点がずれると音質が変わってしまうので、最初はゆっくりとしたテンポで練習し、スティックが毎回同じ位置に当たるように意識しましょう。

 

手首と腕の動きを意識する

リムショットを打つ際には、スティックを叩きつける動作を手首と腕を使って自然に行うことが必要です。

手首だけを使って打つと力がうまく伝わらず、逆に腕だけを使うとリズムが崩れやすくなります。

スティックを持ち上げる際には、腕の力を使って軽く持ち上げ、リムに当てるときには手首のスナップを使って打つ感覚を意識しましょう。

練習を繰り返しながら、自分の打つ強さやスピードに合わせて調整していきます。

 

スネアの高さを調整する

リムショットを打ちやすくするために、スネアドラムの高さは自分の体に合った位置に設定する必要があります。

スネアが低すぎると手首や腕に余計な負担がかかり、正確なリムショットが打ちにくくなります。

逆に高すぎると肩に力が入りすぎてしまうことがあります。

理想的な高さは、自分がリラックスして腕を振り下ろしたときに、スティックが自然にスネアに当たる位置です。

肩や肘に無理な力が入らない高さを見つけるためには、さまざまな高さで試してみることが大切です。

 

メトロノームを使う

リムショットは、音の迫力と同時にリズムの正確さも求められます。

メトロノームを使って練習することで、一定のテンポでリムショットを打つ感覚を養うことができます。

初めはゆっくりとしたテンポでリムショットを打ち、打点やスティックの当て方が安定してきたら徐々にテンポを上げていきましょう。

速いテンポに挑戦する際にも、最初は打点や動作が乱れないように注意しながら練習し、少しずつスピードを上げていくことが大切です。

 

耳でサウンドを確認する

リムショットは独特の「カチッ」とした鋭い音が特徴です。

この音がしっかりと出ているかを耳で確認しながら練習することが大切です。

最初は思うように音が出ないかもしれませんが、打点やスティックの角度を少しずつ調整しながら、自分の理想とする音に近づけていきましょう。

また、録音して自分の音を後から確認することも効果的です。

耳で音を確認しながら練習することで、リムショットのサウンドのクオリティをさらに高めることができます。

 

まとめ

リムショットは、ドラム演奏に力強さと表現力を加える重要なテクニックです。

オープンとクローズ、2種類のリムショットをマスターすることで、楽曲に応じた多彩な音色を表現できます。

練習の際は、正しいスティックの持ち方と打点の位置を意識し、手首と腕のバランスを取りながら、ゆっくりと丁寧に練習を重ねることが大切です。

また、常に耳で音を確認しながら練習することで、より質の高いリムショットを身につけることができるでしょう。

今回紹介した内容を参考にぜひリムショットをマスターしてみてください。

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