【相場・査定例】YAMAHA（ヤマハ）のベースの買取価格！高額査定が期待できるYAMAHAのベースとは

日本を代表する楽器メーカーのYAMAHA（ヤマハ）。ピアノやエレクトーンのイメージが強いYAMAHAですが、ヤマハ製のエレキベースには根強い人気のある機種がいくつも存在します。ここでは、ヤマハのベースの買取相場や、高く売れるモデルなどをまとめてみました。

⇒ベース買取価格が高額になるコツ

この記事のポイント

YAMAHAのベースの買取相場

SBV-500やBB2000Fなど、生産完了したモデルは高価買取が期待できます。また、BBNE2やATTITUDE LIMITEDなどのシグネチャーモデルも高額査定になりやすいモデルです。

高価買取が期待できるYAMAHAのベースの種類とは？

ヤマハのベースの中でも、特に高価買取となりやすいのは生産完了品やアーティストのシグネチャーモデルです。モデルごとに高く売れる理由をご説明します。

生産完了品で人気のあるモデルは中古市場でも需要が高い

生産完了しているモデルは稀少価値が高く、中古市場に流通する数も少ないため高価買取が期待できます。

SBV-500ほかSBVシリーズ

SBVシリーズはスピッツの田村明浩氏やPOLYSICSのフミ氏、SUPERCARのフルカワミキ氏など数々の著名アーティストが使用していることでも知られているヤマハ製ベースの名機の一つです。その特徴的なフォルムや未来的なデザインは人気が高く、中古市場でも高値で取引される傾向にあります。

サウンドはアタックが強く、ロック色の強い音が特徴的です。2006年に廃盤になりましたが、未だに市場取引数も少なくない人気のモデルです。

また、アニメ「けいおん！」でも、登場キャラクター「鈴木純」が使用するベースとして登場しています。ベーシストはもちろん、けいおん！ファンからの知名度も高い機種であることから、高価買取が期待できるモデルです。

BB2000F

BB2000といえば、ヤマハが誇るベストセラーモデルですが、こちらはそのフレットレスタイプです。フレットレスならではの独特のサウンドが魅力で、虜になるベーシストも少なくありません。

100本の限定生産だったことも高値で取引されている理由です。フレットレスならではのサステインやウォームなサウンドに加え、希少価値の高さから高額査定になりやすいモデルです。

YAMAHA BB2005

BBシリーズの5弦仕様モデルです。使用できる音域が増えるため、表現も多彩になりさまざまな音楽のジャンルに対応可能。それゆえ買取需要は十分あり、欲する方は少なくありません。アクティブピックアップをマウントしているため、パワフルなサウンドも魅力的です。ミドルカットスイッチ搭載で、瞬時に音色を変えられるのも人気の理由。

BB2025X

新開発のピックアップを搭載したモデルで、ボディの鳴りを徹底して追及した設計となっているのが特徴です。また、5弦仕様となっているため、多彩な表現が可能になるのも高額買取される理由です。

IRAやAREなどの処理をボディに施し、ベース本来のサウンドを大切にしている点も特徴です。幅広いサウンドメイクもできるため、高値で取引されています。

BB3000

BB3000は、ジョン・パティトゥッチやビリー・シーンなど、世界的なベーシストも使用していることから高い人気を誇り、高値で取引されているモデルです。

スルーネック構造のためハイポジションでの演奏性も抜群。長いサステインやサウンドレスポンスも優れている機種です。プロユースとしても耐えうるスペックなどから、中古市場においても高い人気を誇る一本です。

BB 3000

LB-Custom

1980年代後半に生産されていたモデルで、ボディトップにはキルトメイプルを使用しています。希少な木材を使用し、オリジナルピックアップを搭載している点も高額査定になりやすい理由です。

指板にLEDが埋め込まれているのも大きな特徴。専用スイッチを操作することでLEDが点灯し、ステージでの見栄えも抜群。もちろん視認性もよく、暗いステージの上でも安心して演奏できます。そうした理由から人気で、高値がつきやすいモデルです。

TRB Custom

カシオペアのベーシスト櫻井哲夫さんが使用していた印象の強いTRBシリーズですが、こちらはそのカスタムモデル。6弦仕様なので、より広い音域での演奏が可能になる点も特徴です。

ボディトップにはキルトメイプルを使用し、指板にはエボニーを使用。スルーネック構造を採用している最上位モデルです。名機との呼び声も高いモデルのため、中古市場でも高値がつきやすいです。

シグネチャーモデルは買取需要がある

ビリーシーンやネイザン・イーストなど、著名なベーシストのシグネチャーモデルは人気があり、買取需要もあるため高値で取引されています。

ネイザン・イーストモデル：BBNE2・BB-N5Aほか

スティービー・ワンダーやエリック・クラプトンなどのサポートベーシストとして、活躍する名ベーシスト、ネイザン・イースト。そんな彼のシグネチャーモデルは高い人気を誇り、ファンやコレクターのあいだで高値で取引されています。

BBNE2はスルーネック構造を採用しており、ハイポジションでの演奏性も抜群です。5弦仕様で使える音域も多いため、さまざまな音楽に対応できるのも高値で取引されている理由です。また、これまでとは異なる新たなサーキットや独立ブリッジの採用など、より記名性の高いサウンドになっている点も高額査定になりやすい理由です。

ビリー・シーン（MR.BIG）モデル：ATTITUDE LIMITEDシリーズ、BB714BSほか

MR.BIGの超絶テクニカルベーシスト、ビリー・シーン。そんな彼のシグネチャーモデルがヤマハからはいくつもリリースされています。多くのベーシストからリスペクトされ、ファンも多いアーティストなので彼のシグネチャーモデルはどれも高値で取引される傾向にあります。

ATTITUDE LIMITED

1990年にリリースされたモデルで、ディマジオのピックアップを2基搭載しています。搭載されたハイカットスイッチにより、豊かなローエンドを実現しているのも特徴です。

ATTITUDE LIMITED　II

先代モデルをさらに進化させたモデル。カラーやデザインも変更し、よりビリー・シーン好みに仕上がっています。すでに生産が終了しているモデルなので希少価値も高く、高額査定になりやすいです。

ATTITUDE LIMITED　III

第三世代となるモデルで、スプライン・ジョイントなど新たな技術を採用しているのが特徴です。ビリーが開発に関わったオリジナルピックアップを搭載しているのも高額査定になりやすい理由です。

ビリー・シーン本人が最高の鳴りと賞賛したといわれるほど、楽器本来の鳴りを大切にした造りなのも特徴。ビリー直筆のサインが入った認定証も付属しているため、喉から手が出るほど欲しがるファンも少なくありません。

ATT-10 Attitude 10th Anniversary

2000年にリリースされた限定生産モデルです。こちらもハイカットスイッチを搭載しており、ローエンドがより豊かに奏でられます。また、Dチューナーも搭載しているため、演奏中でもスピーディにドロップチューニングが可能なのも魅力的なポイントです。

ボディやヘッド、ネックの裏にまで施されたメタリックパープルのフィニッシュもインパクト抜群。ポジションマークにはビリー本人の指の指紋を転写しているので、ファンにとっては堪らない仕様です。

BB714BS

新開発されたウーファーピックアップを搭載したモデルで、鮮やかなラヴァレッドカラーが目を引きます。ステージ映えするヴィジュアルのため人気で、中古市場でも高値がつきやすいモデルです。

ほかのビリー・シーンシグネチャーにも搭載されている、ハイカットスイッチがこちらのモデルにも備わっています。ワンタッチで60年代風のサウンドも奏でられ、プレイやサウンドメイクの幅も広がります。

ジョン・パティトゥッチモデル：TRBJP2ほか

テクニカルなベースプレイで多くのファンを魅了し続けるジョン・パティトゥッチ。そんな彼のシグネチャーモデルで、35インチのスーパーロングスケールを採用しているのが大きな特徴です。

26フレット仕様なので、これまで以上にハイポジションでの演奏を可能に。表現の幅も広がり、さまざまな可能性を秘めています。ペグやストリングポストなどの軽量化にも成功しており、重量バランスもよくなっています。6弦ベースで26フレット仕様、しかもスーパーロングスケールとよそではまず目にしないスペックなので、高価買取されています。